付属図表

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付図1 家事・家庭のマネジメントの項目ごとの分担(妻年齢別・夫年齢別)

家事・家庭のマネジメントの分担(I-特-18図)のうち,1「妻」「どちらかというと妻」という回答が最も多い「食事の献立を考える」の分担2「妻と夫が同程度」という回答が相対的に多い「親や親族との付き合い」の分担3「夫」「どちらかというと夫」の回答が相対的に多い「家計管理・運営」の分担について,妻及び夫の回答をそれぞれ年齢階級別に見てみると,以下のような結果が得られた。

1「食事の献立を考える」の分担

年齢による違いはなく,妻は7割程度が「妻」と回答し,夫は6割から6割半ば程度が「妻」と回答している。

2「親や親族との付き合い」の分担

妻の回答は20代~50代まで回答状況に大きな違いはない。夫の回答は20代及び30代は妻の回答状況とおおむね同じであるが,40代及び50代になると妻の回答状況に比して妻寄りの回答割合(「妻」と「どちらかというと妻」)が小さくなり,夫寄りの回答割合(「夫」と「どちらかというと夫」)が大きくなる。60代は妻の回答も夫の回答も,より夫寄りの回答割合が大きくなる。

3「家計管理・運営」の分担

妻も夫も20代が「妻」という回答割合が最も大きく過半数に達している。30代~50代は,「妻」という回答が妻回答で47 ~48%,夫回答で44%前後となっている。60代が「妻」という回答割合(妻回答で42.9%,夫回答で39.6%)が最も小さい。

付図1 家事・家庭のマネジメントの項目ごとの分担別ウインドウで開きます
付図1 家事・家庭のマネジメントの項目ごとの分担

付図1[CSV形式:3KB]CSVファイル

付図2 主な育児の実施頻度(妻・夫)

夫婦別に,主な育児の実施頻度を見たところ,「食事をさせる」「風呂に入れる」「寝かしつける」といった日常的な世話の実施頻度は,子供の年齢が高いほどそれらの必要性が減少するため少なくなる傾向にある。しかしながら,妻のみならず夫も実施頻度が減っているため,妻と夫とで実施状況に差がある状態は継続している。逆に,子供の年齢が高くなると必要になってくる「日々の登園・登校の持ち物の準備・確認」「宿題や勉強の手助け」「保護者会やPTAの活動・個人面談」については,「まったくしない」夫が,上記の日常的な世話以上に多い。

付図2a 夫婦別に見た主な育児の実施頻度(妻・夫)別ウインドウで開きます
付図2a 夫婦別に見た主な育児の実施頻度(妻・夫)

付図2b 夫婦別に見た主な育児の実施頻度(妻・夫)別ウインドウで開きます
付図2b 夫婦別に見た主な育児の実施頻度(妻・夫)

付図2c 夫婦別に見た主な育児の実施頻度(妻・夫)別ウインドウで開きます
付図2c 夫婦別に見た主な育児の実施頻度(妻・夫)

付図2[CSV形式:5KB]CSVファイル

付図3 夫の育児実施頻度(妻の就業状況別)

子供が小学校就学前までの小さい間は,妻が「フルタイム勤務」の夫は,妻が「短時間勤務」又は「無業」の夫よりもほぼ全ての項目について「ほぼ毎日・毎回する」の回答割合が高いが,子供が小学生になると,妻が「フルタイム勤務」の夫は妻が「短時間勤務」の夫よりは概ね「ほぼ毎日・毎回する」の回答割合が高いものの,妻が「無業」の夫よりは多くの項目で同割合が低くなる。「まったくしない」という回答割合は,子供の年齢にかかわらず,妻が「フルタイム勤務」の夫が,妻が「短時間勤務」又は「無業」の夫より低い。

育児のうち「全くしない」という回答割合が高い項目は,妻の就業状況にかかわらず,子供の年齢が0歳~2歳においては「育児に関する予定管理」や「育児に関する情報収集」であり,子供の年齢が3歳~就学前においては,これらに「保護者会活動」が加わる。子供の年齢が小学校1年生~3年生では「保護者会やPTAの活動・個人面談」について「全くしない」の回答割合が高く,妻が「短時間勤務」と「無業」の場合にはこれに「日々の登園・登校の持ち物の準備・確認」が加わる(なお,「寝かしつける」についても「全くしない」の回答割合が高めであるが,当該項目は妻側の実施頻度も減少していることから(付図1c参照別ウインドウで開きます)子供の成長に伴い必要性自体が減少しているものと考えられる)。育児のマネジメントに関する項目において,妻の就業状況にかかわらず夫の分担割合が低い傾向が認められるが,これらの項目について,妻が「フルタイム」の夫は妻が「短時間勤務」や「無業」の夫より「まったくしない」という回答割合が低くなる傾向がより顕著に見られる。

子供の年齢別に妻と夫双方に育児の分担割合の認識を聞いた結果を見ると,分担割合が最も高いのは,子供の年齢にかかわらず,妻が「フルタイム」の夫であり,約4割となっている。

育児の実施頻度を,妻が「短時間勤務」の夫と妻が「無業」の夫で比較すると,子供の就学前は拮抗しているものの,子供が小学校に入ると「ほぼ毎日・毎回する」の回答割合は,「短時間勤務」の夫の方が「無業」の夫より低くなる。

育児の分担割合の認識結果から見ても,妻が「短時間勤務」の夫の分担割合は,子供が就学前は,妻が「無業」の夫の「分担割合」よりやや低いか同水準であるが,子供が小学校1~3年生の場合,妻が「無業」の夫の分担割合より低い。

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付図3a 夫の育児実施頻度(妻の就業状況別)

付図3b 夫の育児実施頻度(妻の就業状況別)別ウインドウで開きます
付図3b 夫の育児実施頻度(妻の就業状況別)

付図3c 夫の育児実施頻度(妻の就業状況別)別ウインドウで開きます
付図3c 夫の育児実施頻度(妻の就業状況別)

付図3[CSV形式:7KB]CSVファイル

付表4 50代・60代の仕事を持つ者,フルタイム勤務者別ウインドウで開きます
付表4 50代・60代の仕事を持つ者,フルタイム勤務者

付表4[CSV形式:1KB]CSVファイル

付図5 主な介護の実施頻度(男女別)(夫婦別)

同じ介護内容について比較してみると,単独世帯については「毎日・毎回する」の回答割合が男性の方が多いが(ただし,回答者数が少ないことに留意が必要である。),その他の世帯類型においては回答割合の分布状況は,概ね男女で大きな差はない。

「毎日・毎回する」の回答割合が男女で10%ポイント以上の差がある項目を見てみると,単独世帯の場合では,「身体介護」「定期的な声かけ(見守り)・訪問や面会」について,それぞれ11.2%ポイント,19.5%ポイント男性の方が高い(ただし,回答者数が少ないことに留意が必要である。)。夫婦のみ世帯の場合では,「定期的な声かけ(見守り)・訪問や面会」について女性の方が12.2%ポイント高い。夫婦と子供世帯の場合では,男女で10%ポイント以上の差がある項目はない。「育児」の実施状況(付図2参照別ウインドウで開きます)と比較して,「介護」の実施状況は男女差が大幅に少ないと言える。

付図5 主な介護の実施頻度(男女別)(夫婦別)別ウインドウで開きます
付図5 主な介護の実施頻度(男女別)(夫婦別)

付図5[CSV形式:4KB]CSVファイル