コラム2 さんきゅうパパプロジェクト

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コラム2

さんきゅうパパプロジェクト


さんきゅうパパプロジェクト

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると,平成22年の夫婦の理想の子供数の平均は2.42人,完結出生児数は1.96人であり,理想と現実の間に乖離が見られる。夫婦が理想の子供数を実現するため,女性への育児負担の偏りを減らし,誰もが子供を産み育てやすいと思える環境を整えていくことが,少子化対策としても,固定的性別役割分担意識の解消の観点からも重要である。

こうした中,「さんきゅうパパプロジェクト」として,配偶者の出産直後の男性の休暇取得を促進し,男性の家事・育児への参画を促す取組がスタートした。「さんきゅう」にはパパが「産休」を取ることで,産んでくれた妻に,生まれてきてくれた我が子に,「ありがとう」を言おう,という意味が込められている。

平成27年6月,「さんきゅうパパプロジェクト」のキックオフシンポジウムが開催され,安倍内閣総理大臣にもその取組が報告された(右側写真)。内閣府は,男性が,配偶者の出産後2か月以内に取る半日又は1日以上の休暇の取得率を平成32年に80%にすることを目標に,これからパパ・ママになる方を主なターゲットにした啓発活動を今後も展開していく予定である。

「さんきゅうパパプロジェクト」のキックオフシンポジウム