第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況

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第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況

(仕事と生活の調和に関する希望と現実)

生活において「仕事」,「家庭生活」又は「地域・個人の生活」のどれを優先するかについての意識を見ると,男女共に「『仕事』と『家庭生活』をともに優先」等の複数の活動をバランスよく行うことを希望する者の割合が半数以上となっている。しかし現実は,男性は「仕事」優先が37.7%,女性は「家庭生活」優先が45.3%と,「仕事」か「家庭生活」のいずれか一方を優先せざるを得ない人が多くなっている(I-3-1図)。

I-3-1図 仕事と生活の調和に関する希望と現実別ウインドウで開きます
I-3-1図 仕事と生活の調和に関する希望と現実

I-3-1図 [CSV形式:2KB]CSVファイル

(労働時間の推移)

年間総実労働時間は,平成21年以降,男女ともほぼ横ばいの傾向にある。25年は男女とも前年に比べやや減少したが,26年には増加に転じている(I-3-2図)。

I-3-2図 年間総実労働時間の推移別ウインドウで開きます
I-3-2図 年間総実労働時間の推移

I-3-2図 [CSV形式:1KB]CSVファイル

(年次有給休暇の取得率)

パートタイム労働者を除く常用労働者の年次有給休暇の取得率は,男性より女性の方が高く,また,男女とも企業規模が大きいほど取得率が高い。企業規模1,000人以上の女性の取得率は60.9%である一方,企業規模30~99人の男性では39.0%にとどまっている(I-3-3図)。

I-3-3図 企業規模別の年次有給休暇取得率(平成26年)別ウインドウで開きます
I-3-3図 企業規模別の年次有給休暇取得率(平成26年)

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