第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況

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第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況

(仕事と生活の調和の認知度)

内閣府「東日本大震災後の「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」に関する調査」(平成24年)によると,ワーク・ライフ・バランスという言葉をどの程度ご存知ですか,という質問に対し,「言葉を聞いたことがある」人の割合は5割であるが,「言葉も内容も知っている」人の割合は約2割にとどまっており,いまだ十分に知られていないことが分かる(第1-3-1図)。

第1-3-1図 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)という言葉の認知度 別ウインドウで開きます
第1-3-1図 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)という言葉の認知度

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また,内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」(平成24年)においては,ワーク・ライフ・バランスという言葉を見たり聞いたりしたことがある人の割合は41.3%となっている。

(仕事と生活の調和に関する希望と現実)

内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」(平成24年)において,「仕事」,「家庭生活」,「地域・個人の生活」の優先度についての希望と現実を聞いたところ,男女共に希望は「仕事」と「家庭生活」を共に優先等の複数の活動をバランスよく行いたいとする人の割合が高くなっている。一方,現実は,男性では「仕事」優先が,女性では「家庭生活」優先がそれぞれ最多であるなど,単一の活動を優先している人の割合が高くなっている。

さらに,男女別・年齢別に見ると,男性は,20~60歳代では,希望は「仕事」と「家庭生活」共に優先が最多であるが,現実は「仕事」優先が最多である。女性は,20歳代では,男性と同様,希望は「仕事」と「家庭生活」共に優先であるが,現実は「仕事」優先が最多であり,30~50歳代では,希望は「仕事」と「家庭生活」共に優先が最多であるが,現実は,「家庭生活」優先が最多である。60歳以上になると,希望・現実とも「家庭生活」優先が最多である(第1-3-2図)。

第1-3-2図 仕事と生活の調和に関する希望と現実(男女別・年齢別) 別ウインドウで開きます
第1-3-2図 仕事と生活の調和に関する希望と現実(男女別・年齢別)

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