厚生労働省では，女性の適切な職業選択を促すための意識啓発，情報提供，能力開発等の施策を積極的に推進する。特に再就業を希望する子育て女性に対しては，平成21年度に引き続き，マザーズハローワーク等において，担当者制による一貫した就職支援を行う。

国，都道府県等が設置・運営する公共職業能力開発施設において，離職者，在職者，学卒者に対する公共職業訓練を実施するとともに，平成21年7月末から開始した，雇用保険を受給できない方等に対する職業訓練と訓練期間中の生活保障を内容とする緊急人材育成支援事業を引き続き実施する。

また，事業主等が行う教育訓練を支援するため，キャリア形成促進助成金による助成等や，公共職業能力開発施設における在職者に対する訓練の実施，事業主等に対する同施設の貸与，同施設の職業訓練指導員の派遣などを行うほか，職業能力開発に関する情報提供・相談援助等を行う。

さらに，労働者の自発的な職業能力開発を推進するため，教育訓練給付制度の活用のほか，労働者の自発的な取組を支援する事業主に対する助成，情報提供・相談援助等を行う。