「国際女性の日」に寄せて

本日、3月8日は「国際女性の日」です。

国連を始め世界各国とともに、この日をお祝いするとともに、男女共同参画のさらなる前進に向け、決意を新たに取り組んでまいります。

人口減少・高齢化が進む中、女性の力の活用や社会参画の促進が日本の強い経済を取り戻すために不可欠です。また、女性の活躍の推進は、日本経済の再生のみならず、東日本大震災からの復興、国際的な日本の貢献など、様々な課題への対応に当たっても欠くことはできません。

このため、女性が社会のあらゆる場面に参画し、その能力を発揮するために、働く女性が自らのキャリアを築き、男女が共に仕事と子育てを容易に両立できる社会を実現していかなければなりません。

「指導的地位に占める女性の割合を2020年度までに30%程度とする」という政府の目標が達成されれば、女性の視点が様々な分野で反映されることにより、社会全体に発想の転換が生じる契機となるとともに、将来を担う少女たちに身近な目標を示すことにより、持続可能で多様性に富んだ日本の繁栄に必要な人材の確保につながります。政府としても、全力でこの目標達成に向けて取り組んでまいりますが、各分野において現在指導的な地位にある方々のご理解と積極的な取組が欠かせません。

今後とも、男女共同参画の推進に取り組む皆様とともに、男女共同参画社会の実現に向けて進んでまいります。

平成25年3月

内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 森 まさこ