特集1
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」
地域シンポジウム 香川県開催
内閣府男女共同参画局総務課
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」(以下「男性リーダーの会」)は、現在約340名の企業の社長や地方自治体の首長等が参加し、女性活躍推進に関して取組の共有や意見交換を行っています。令和2年度より各地域企業の男性リーダーへと本会のネットワークを拡げることを目的に、地域シンポジウムを開催しており、この度、香川県で13回目を開催しました。当日は、企業の代表をはじめ約160名の多くの方にご参加、ご視聴いただきました。
【地域シンポジウム・香川県開催概要】
●日時:令和7年11月18日(火)13:15~15:00
●場所:サンポートホール高松4F第1小ホール
/Zoomウェビナーのハイブリッド形式
●主催:輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会
(事務局:内閣府男女共同参画局)
●共催:香川県
開会挨拶
◆黄川田 仁志
女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)

黄川田大臣挨拶の様子
黄川田大臣は、開会挨拶の中で、女性の役員登用を始めとして、女性活躍の推進促進や多様性の確保は、イノベーションの創出を通じて企業を成長させるとともに、魅力ある地域社会の実現につながることを述べました。また、企業経営者や地方公共団体の首長をはじめとした参加者に向け、シンポジウムの中で得られた各社の好事例を持ち帰り、トップ主導のもと、自社の女性活躍を加速してほしいと呼びかけました。
◆池田 豊人
香川県知事

池田知事ご挨拶の様子
香川県では、「女性に選ばれる県・企業」を重要なキーワードとして捉え、取組を進めており、池田知事は、その中でも柔軟な働き方ができることや男女の性別役割分担に対するアンコンシャス・バイアスの解消が大切であると述べました。
また、組織のトップのコミットメントやリーダーシップが重要であり、市町長の賛同のもと、香川県では「輝く女性のかがわ応援団」を発足したことを紹介し、令和8年春頃開所予定の香川県男女共同参画センター「ふらっとぴあ香川」を拠点に、女性が輝く香川県の活動をさらに広げていきたいと述べました。
香川県知事及び全市町長による「私の行動宣言」
池田知事をはじめ、香川県の全市町長による「私の行動宣言」の発表が行われました。

基調講演
テーマ:「地域における女性活躍推進に向けて~産官学トップリーダーヘの期待~」
◆株式会社Will Lab 代表取締役
小安 美和 氏

小安社長のご講演の様子
小安氏は、地方の若者と女性の流出の背景には、ジェンダーギャップがあり、性別役割分担意識やアンコンシャス・バイアスなどがその要因の一つとして考えられると説明しました。日本のジェンダーギャップ指数は、特に「政治」「経済」分野が低いことから、その要因と解決策について、トップリーダーが中心となり考えることが大切であり、特に、経済分野における女性活躍の5つの壁を解消するために、地方自治体と地域のステークホルダーとの連携による課題解決が重要であると述べました。
最後に、決めつけから脱却し、データで実態を把握したうえで、地域ごとの特性、課題を踏まえながら香川県らしい連携モデルを作ってほしい、そして女性活躍の取組だけでなく、男性活躍も進めていくことへ期待の言葉がありました。
パネルディスカッション
テーマ:「女性活躍推進における組織トップの役割」

パネルディスカッションの様子
左上から時計周りに
池田 豊人 氏 (香川県知事)
眞鍋 有紀子 氏(富士建設株式会社代表取締役)
宮本 喜弘 氏 (四国電力株式会社取締役社長社長執行役員)
徳倉 康之 氏 (株式会社ファミーリエ代表取締役)※ファシリテーター
■女性の管理職登用についてコミットしていること、組織トップのリーダーシップについて
・「『多様性自体が価値を持つ』という考え方を企業文化として浸透させる」ことをコミットしており、現場事業所にも足を運び、社員との直接対話を重ねることで、現場の声を経営に反映させるなど、多様性を認め合う組織風土の醸成に取り組んでいる。
・採用からの継続的な取組が重要であると考え、女性職員の積極採用とともに、男女で偏りのない幅広い業務ポストへの配置を行うことで、女性職員の割合は上昇している。仕事と家庭生活の両立ができる制度整備だけではなく、より多くの職員が活用できる職場づくりも進めていく必要がある。
・創業以来の社員の変遷や仕事上で求められることの変化を振り返る中で、「リーダーの形も時代によって変わるもの」と気づいた。父や社員からの声を聞いて、「なんでも自分が一番できなければいけないわけではない」と考えるようになり、リーダーシップに対する価値観も変化していった。
■これから女性活躍推進のために取り組みたいこと
・男女の固定的役割分担意識の払拭に向けては、いわゆる「リケジョ」の採用強化に注力し、裾野を拡大することで長期的な目で見て、女性社員の割合が増えるよう取り組んでいる。男性育休の拡大を含め、アンコンシャス・バイアスを無くす取組を今後も進めていきたい。
・大切なことは、“性別ではなく個人”を見ることであり、固定的性別役割分担意識に捉われるのではなく、「やりたいと思うことは、誰でも自由に挑戦できる会社」である。男女を問わず、自然と家事や家庭に関わるようになるために、企業の役割は非常に大事だと思っている。
・固定的性別役割分担意識は、地域のお祭りの片づけを女性が行うなど身近な行事においても見られる。地域におけるこのような習慣も、短い期間で変えていくことが重要であり、女性にとって魅力的な香川県になるうえでのポイントだと思っている。
シンポジウムの内容や参加者の声は、こちらからご覧ください。
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/event/index_20251016.html
