「共同参画」2024年1月号

トピックス1

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」参加者の取組

「男性リーダーの会」には、女性活躍の推進にコミットする企業経営者等や知事・市町村長約310名が参加しています。そのうち、2名の男性リーダーの取組を紹介します。(氏名五十音順)

内閣府男女共同参画局総務課


プラスの価値創造に向けて

南 昌宏
南 昌宏
株式会社りそなホールディングス
取締役兼代表執行役社長
兼グループCEO

弊社は、2003年のりそなショックをきっかけに、性別・年齢・職種などに関係なく誰もが活躍できる「ダイバーシティ・マネジメント」を中心とした人事運営を行ってきました。中でも、女性活躍推進は重点テーマと位置付けており、「女性が活躍できる環境づくりが企業価値の向上につながる」という強い想いをもって、取り組んできました。その結果、2023年3月末時点の女性ライン管理職比率は31.4%(※グループ6社)となり、2030年度までにこれを40%以上にすることをサステナビリティ長期目標の一つに掲げています。

これまでの取組の中で象徴的と言えるのは、2005年に発足した経営直轄の諮問機関である「りそなWomen’s Council」です。毎年、グループ各社から選抜された20名程度の女性社員が、より働きやすい会社を目指して職場環境の整備やキャリア形成サポートなどについて議論を行っています。最終回では私を含むグループ各社社長がメンバーから提言を受け、これまで多くの女性活躍推進に資する具体的な施策を実現させてきました。

引き続き、女性活躍を進めることで、会社全体で多様な視点を持ち、お客さまや社会に向けてプラスの価値を創造していけるよう努めてまいります。


りそなWomen’s Council 最終報告会にて
りそなWomen’s Council 最終報告会にて


広島発、多様な主体が活躍できる社会の実現に向けて!

湯﨑 英彦
湯﨑 英彦
広島県知事

広島県では、性別にかかわらず働く人誰もが、希望する働き方を選択でき、働きがいをもって活躍できる社会の実現に向け、働き方改革と女性活躍を両輪で推進しています。

そうした中、全国に先駆けて、労働市場の流動化に着目し、企業価値向上に向けた人的資本経営の重要性について、公労使の代表で議論を重ね、昨年7月、最終報告をまとめるとともに、広島発で発信を行っています。

県内企業経営者等212人が参画する「イクボス同盟ひろしま」では、人的資本の価値を高める「働きがい」をキーワードに、参加者同士で情報交換を行うなど、人的資本経営の実践に向けた活動を始めています。

また、県庁内においては、デジタル技術やテレワークの積極的な活用によるワークスタイル変革や、心理的安全性の確保や固定観念にとらわれない考えの受容を通じた多様性を認め合える職場づくりを推進するなど、「職員一人ひとりが『自分らしく』働き、その能力を最大限発揮できる職場の実現」に向けて取り組んでいます。

これからも、公労使が連携して、働く人誰もが、働くことを通じた人生の豊かさを感じることができ、また、県内産業の発展にもつながるよう、取組を進めてまいります。


イクボス同盟ひろしまのイベントにて
イクボス同盟ひろしまのイベントにて



「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら。
「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら。
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
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