「共同参画」2023年11月号

トピックス4

「第17回キッズデザイン賞」男女共同参画担当大臣賞について

内閣府男女共同参画局総務課


キッズデザイン賞

特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達につながる生活環境の創出と、子どもを産み育てやすい生活環境の実現を目指したデザインの顕彰制度です。

2007年(平成19年)から始まったこの賞は今年で17回目を迎えました。受賞作品には「キッズデザインマーク」を使用することが認められ、その成果を広く社会にアピールすることができます。

受賞作品の中から、最優秀賞として「内閣総理大臣賞」1点、各部門優秀賞として「経済産業大臣賞」4点、「消費者担当大臣賞」1点、「こども政策担当大臣賞」2点、そして「男女共同参画担当大臣賞」が授与されます。

男女共同参画担当大臣賞

第9回(2015年)に設けられた男女共同参画担当大臣賞は今年で9回目になります。

「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」の中で、産前産後や子育て期の男女が、子どもを産み育てながら社会参加しやすい環境づくりを促す取組のうち、最も優れた製品、サービス、空間、活動、研究に贈られます。

今年の受賞デザインの紹介

第17回キッズデザイン賞は、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」への応募は130点あり、その中から79点が受賞しました。9月27日(水)に六本木ヒルズにて行われた表彰式では、株式会社ワンスレッドの「濱帯(はまおび)」が男女共同参画担当大臣賞として表彰されました。


表彰式の様子
表彰式の様子

「濱帯(はまおび)」

「濱帯(はまおび)」は、かつて開港とともにスカーフやハンカチの一大産地となった横浜で、今なお生きる縫製と捺染の技術を活用して作る約5mの帯となっており、1枚ずつ手捺染、四方は三巻縫製で仕上げています。

抱っこやおんぶができる子守り帯として、畳んでコンパクトに保管でき、災害時にはけが人搬送や応急処置、ロープ代用としても使えるフェーズフリー品です。

審査会では、「横浜に根付くスカーフやハンカチーフの生産技術やテイストを活かした、男性も女性も使いやすい子育てのアイテムを作ろうという発想から生まれていること、出産後の女性の体力的・身体的負担を軽減し、男性が使いやすく育児に参加しやすいものであることを両立する温故知新のプロダクトである。」、「地域の団体と連携をしながらパパ抱っこ教室や、濱帯の体験を実施しており、男性の積極的な子育て参加のためのコミュニケーション・ツールになっている。」作品であること、また、「濱帯の扱い方を学ぶワークショップ等を開催しており、安全な使用方法についてレクチャーを受講することができる。」点が合わせて評価されました。


展示の様子①
展示の様子①


展示の様子②
展示の様子②


詳細は、キッズデザイン賞Webサイトをご覧ください。
https://kidsdesignaward.jp/

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