「共同参画」2023年5月号

トピックス3

「農業女子アワード2022」受賞者決定

農林水産省経営局就農・女性課


「農業女子アワード2022」とは

2023年2月14日に、今後の食・農・くらしの活性化に向けた女性農業者及び若者のビジネスアイデアや、年齢、性別などに関わらず個性を活かした農業経営を行っている家族・法人を表彰する「農業女子アワード2022」(主催:(株)マイファーム、後援:農林水産省)を初開催しました。

応募作品の中から、一次審査により各部門3名のファイナリストを選出し、アワード当日に有識者の審査員5名の審査により、最優秀賞を決定しました。

農業女子アワード2022の様子(ファイナリスト)

農業女子アワード2022の様子(ファイナリスト)

最優秀賞受賞者

ベストウーマン賞
(女性農業者)
辻 朋子/兵庫県
「Last One Spoon 〜若づるα化米粉~」
ベストグループ賞
(女性農業者グループ)
TUMMY(株)/東京都
「共感・推し活・DAO。
 農課題解決の新たな提案」
ベストユース賞
(小学生~25歳未満の若者)
伊藤 佑真/京都府
「農業オタク for Farm」
ベストファミリー賞
(家族経営体)
柴崎農園/群馬県
「はばたけ!柴崎農園」
ベストカンパニー賞
(法人経営体)
(株)ドロップ/茨城県
「農業に新たな魅力を。
 ~それぞれが主役になれる 『人的資本経営』~」

最優秀賞受賞者のうち、農業女子プロジェクトメンバーの発表内容・コメントを紹介します。ベストウーマン賞を受賞した辻朋子さんは、酒造好適米「山田錦」から製造したα化米粉を活用した介護食・嚥下食の開発アイデアを発表しました。「就農直後にコロナの影響で酒米の需要が激減し、苦しい中で、『誰もが迎える人生最後の日においしいものを食べてもらいたい』という一心で考えたアイデアです。今後は、全国の農家がα化米粉を作られる時のお手伝いや、アジアへの輸出にもチャレンジしていきたいです。」とコメントされました。

ベストウーマン賞を受賞 辻朋子さん

ベストカンパニー賞を受賞した(株)ドロップは、農業の関係人口を増やすため、スタッフそれぞれの経験や強みを活かしたイベントを開催するなどの「人的資本経営」の実践を発表しました。代表取締役の三浦綾佳さんは、「自社内の加工施設で近隣のトマト農家の受託加工を行い、水戸市をフルーツトマトの一大産地にすることを目指します。農業界の発展の一助となるよう、今までチャレンジしてきた人を活かす仕組みづくりを発信していけたらと思います。」とコメントされました。

ベストカンパニー賞を受賞 (株)ドロップ 代表取締役 三浦綾佳さん

農林水産省では、これからの農業を担う女性や若者をはじめとする多様な方々が活躍できる環境づくりに積極的に取り組んでいきます。

審査員一覧(敬称略)

塚原  月子 (株式会社カレイディスト 代表取締役社長)
松本  浩平 (オイシックス・ラ・大地株式会社 取締役)
加藤 百合子 (株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役)
元広 菜穂子 (一般社団法人全国農業協同組合中央会 広報部長)
小安  美和 (株式会社Will Lab 代表取締役)

最優秀賞を含むファイナリストの作品は農業女子アワードHPからご覧ください。
https://myfarm.co.jp/women/nougyoujoshi_award2022/finalist.html

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