トピックス2
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」参加者の取組
内閣府男女共同参画局総務課
「男性リーダーの会」には、女性活躍の推進にコミットする企業経営者等や知事・市町村長約300名が参加しています。そのうち、2名の男性リーダーの取組を紹介します。(氏名五十音順)
ジェンダー平等企業の実現を目指して
伊藤秀博
レカム株式会社 代表取締役社長 グループCEO
当社は創業事業である法人企業向けITソリューション事業を中核に、カーボンニュートラル、DX推進ソリューションを日本をはじめとするアジア10ケ国で提供している企業です。当社ではDXソリューションの一つであるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの業務代行センターを2003年より中国・大連に開設したこともあり、早期から海外展開を進めてきましたが、その中で中国では、日本よりはるかに夫婦共働き、女性の管理職登用が進んでいることを知り、当社や日本の社会全体の今後の重要な課題だと考えておりました。そのような課題をいかに解決していくべきなのかを考えている中で、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の活動を知り、2017年より同会のメンバーとなりました。その後の様々な活動を通じて現在では社員数においては約6対4と女性が上回っていますが、管理職比率においては海外拠点では約1対2まで格差解消が進んだのに対して国内拠点は約1対9とまだまだ相当の格差があります。当社としては、特に国内における女性社員の意欲向上や管理職登用に向けた環境整備に今後も取り組み、ジェンダー平等企業の実現を目指してまいります。
営業コンテストにおける表彰式の様子
性別にとらわれることなく、誰もが自分らしく生活できる社会を目指して
久保田章市
島根県 浜田市長
豊かで活力のある社会の実現に向け、多くの分野で女性の参画が進み、女性に期待されることは増えております。
令和2年に行った市民意識調査では、仕事と家庭の調和に向けた理想と現実のギャップや固定的な性別役割分担意識の根強さをはじめとした諸課題があることがうかがえました。
これらの課題解決と目指す市の姿として、令和4年3月に「浜田市男女共同参画推進計画第4次」を策定しました。この計画には「性別にとらわれることなく 誰もが自分らしく生活できる社会を目指して」というサブタイトルをつけております。男女が共に働きやすい環境づくりや、仕事や家庭など様々な事柄における意識改革を進め、誰もが「自分らしく」生活できるよう皆さんと連携し、「誰もが」を大切にする浜田市でありたいという想いを込めております。
男性・女性・誰もがあらゆる分野やあらゆる場面で、自分らしく、これからの可能性に向けての活力やエールをおくりたいと、男女共同参画を推進する関係団体の総会や、女性活躍を応援する講演会にも積極的に参加し、この想いを伝えております。
浜田市には、日本遺産の構成文化財に認定されている「石見神楽」という伝統芸能があります。舞手は主に男性である世界に、このたび女性だけで構成された「舞姫社中」が誕生しました。神楽は男性が舞うものという無意識の思い込みや固定観念にとらわれず、自分らしさを表現する舞姫社中を私も応援しています。
今後も、あらゆる分野や場面で、誰もが自分らしく生活できる浜田市を目指してまいります。
女性の活躍を応援する講演会に出席
「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html