「共同参画」2022年6月号

共同参画情報部 News

News 1 < 内閣府 > 内閣府の新採用職員を対象に、女性の健康に関するヘルスリテラシー向上に係る研修を初めて実施しました。

女性の就業率が上昇する中、働く女性が自らの身体に関心を持ち、自らの身体のことを知るとともに、男性も含めて、企業・職場や社会全体が、年代ごとの女性の健康課題への理解・関心を深めることが重要です。

令和4年4月8日(金)、内閣府新採用職員研修において、内閣府の新採用職員を対象に、女性の健康に関するヘルスリテラシー向上に係る研修を初めて実施しました。

本研修では、高尾美穂氏(産婦人科医・産業医)を講師としてお招きし、年代ごとの女性の健康課題や、女性の身体についての基礎知識(月経随伴症状、更年期障害等)、女性が元気に働くために女性自身に加え周囲や社会ができることなどについて、お話をいただきました。



News 2 < 文部科学省 > ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(調査分析)報告

国立女性教育会館(NWEC)では、名古屋大学を代表機関、岐阜大学を共同実施機関として「女性研究者の『水漏れパイプ』解消に資する取組の国際比較」(JST科学技術人材育成補助事業)を実施しました。女性研究者のキャリアパス全体を網羅する分析により、効果的な女性研究者の活躍促進の取組を提示することを目的としています。

NWECは、いわゆる「水漏れパイプ」問題を解消し、女性研究者の活躍促進に資する「無意識のバイアス研修プログラム」として、動画と学習シートを開発しました。

動画(約18分)では、「無意識のバイアス」概念について学んだうえで、4つのケースをもとに、自身や所属する組織に潜むバイアスをチェック。参加者同士で「学習シート」の回答内容を共有し、多様性が尊重される組織を作るために何をすればよいか、話し合います。

主な対象は大学の部局長や研究室を主宰する教員、人事・採用に携わる教職員等を想定しています。作成にあたっては、若手女性研究者や大学の男女共同参画/ダイバーシティ推進担当などにヒアリングを行い、研究者の採用や育成、働き方、女性研究者の登用などをめぐるバイアスと、それらに対処するための先進的な取組について情報収集したことで、大学や研究機関の関係者に広く活用いただける研修プログラムになっています。



詳細は、こちらを御覧ください。
https://www.nwec.jp/research/bias_program.html

 

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