「共同参画」2022年5月号

トピックス3

女性農業者の活躍推進について
農林水産省経営局就農・女性課

令和3年度農山漁村女性活躍表彰式を開催

農林水産省では、女性が農林水産業の重要な担い手として、より一層能力を発揮していくことを促進するために、毎年3月10日を「農山漁村女性の日」と制定しています。この日の関連行事として、農林水産省が後援する「未来農業DAYs」が3月17日に開催され、令和3年度農山漁村女性活躍表彰受賞者の取組事例紹介が行われました。

農山漁村女性活躍表彰は、農林水産業及び農山漁村の活性化や、農林水産業経営や政策・方針決定への女性の参画推進、次世代リーダーとなりうる若手女性の農林水産業への参入など女性活躍推進のために積極的に活動している女性又は団体を表彰するものです。

今年は、農林水産大臣賞5点をはじめ、経営局長賞、林野庁長官賞、水産庁長官賞、団体賞など合計18点が表彰されました。


農林水産大臣賞受賞者

女性地域社会参画部門(個人) 齋藤 絹代(群馬県高崎市)
女性地域社会参画部門(組織) みやぎアグリレディス21(宮城県仙台市)
女性起業・新規事業開拓部門 穴井 里奈(熊本県南小国町)
女性活躍経営体部門 株式会社村上農園(大分県大分市)
若手女性チャレンジ部門 宇佐川 美奈(福岡県久留米市)


詳細はこちら
令和3年度農山漁村女性活躍表彰(未来農業DAYs HP)
https://www.mirainogyodays.org/awardr03/


農業分野の女性登用の優良事例集を公表

農林水産省は、今般、「農業協同組合・農業委員会 女性登用の取組事例と推進のポイント」を公表しました。

第5次男女共同参画基本計画においては、令和7年度までに農協役員に占める女性割合を15%、農業委員に占める女性割合を30%に向上するとの目標を設定しています。

本事例集においては、女性の農協役員や農業委員が活躍する農協や農業委員会では、女性登用に向けた①土壌づくり(例:農協の幹部から地域の組合員に対する女性登用の意義の周知)、②仕組みづくり(例:女性の推薦体制の構築)、③人づくり(例:事務局や先輩女性によるサポート)の3ステップが行われていると分析しています。

また、女性による具体的な取組事例や女性登用の効果についても紹介しています。女性が農協や農業委員会の運営に関わることにより、生活者としての視点や地域住民とのネットワークが農協や農業委員会の運営に活かされ、農協においては、地域の農産物の販売促進や直売所の活性化、農業委員会においては、様々な立場の地域住民を巻き込んだ農地の集積・集約や遊休農地の発生防止等の取組が女性を中心に行われています。

農林水産省では、女性農業者が力を発揮し、地域をリードすることができる環境づくりを引き続き推進します。


女性登用の取組事例と推進のポイント


詳細はこちら
農業協同組合・農業委員会 女性登用の取組事例と推進のポイント
https://www.maff.go.jp/j/keiei/jyosei/index.html
(HP中の「女性の活躍事例」をご覧ください。)


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