「共同参画」2022年3・4月号

共同参画情報部 News

News 1 < 文部科学省 > 令和3年度 課題別研修「アセアン諸国における人身取引対策協力促進」オンライン開催

国立女性教育会館(NWEC)では、国際協力機構(JICA)からの委託を受けて、アセアン6か国(カンボジア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ラオス)の主に人身取引被害の予防・保護・社会復帰の分野におけるプロジェクトのカウンターパート及びアセアン地域の人身取引対策に携わる関係者を対象としたオンラインセミナーを11月17日~1月27日まで開催し、13名が参加しました。

12月7日と1月20日に行ったライブセッションでは、人身取引の現状や支援体制に係る国別レポートの発表、政府・市民セクターからのゲストスピーカーを交えた各国の好事例を含む報告発表が行われました。コロナ禍で見えにくくなる人身取引被害、特に移住女性が直面した課題が共有されるとともに、効果的な職業訓練や相談のあり方、政府と市民セクターが連携した好事例について活発な議論が交わされました。参加者の課題提出、オンデマンド動画の提供、意見交換には、ラーニング・マネジメント・システム(LMS)を活用しました。

人身取引は国境を越えて行われる深刻な犯罪であり、参加者からは今後の更なるネットワーク強化を望む声が多く聞かれました。本研修の成果は、今後、JICAがアセアン地域で展開する人身取引プロジェクト等で活用される予定となっています。



詳細は、こちらを御覧ください。
https://www.nwec.jp/global/cooperation/index.html


News 2 < 文部科学省 > 令和3年度「男女共同参画推進フォーラム」を開催しました!

国立女性教育会館(NWEC)では、12月1〜21日に令和3年度「男女共同参画推進フォーラム」を実施しました。このフォーラムでは、男女共同参画推進に関わる人々が地域・組織・分野を超えて集まり、課題解決に向けて交流学習を進めます。昨年に引き続き新型コロナ感染症対策のため、オンライン開催となりましたが、男女共同参画にかかる多彩なテーマでプログラムが提供され、国内外から約1,600名が参加しました。

全体テーマはSDGs第5目標と同じ「ジェンダー平等を実現しよう」。基調講演では、米国と中継を結び、国連事務次長・軍縮問題担当上級代表/中満 泉氏が「危機の時代だからこそジェンダー平等を」との力強いメッセージを発信しました(動画サイトYouTube「NWEC Channel」で配信中)。また、鼎談プログラム「社会を変える〜ジェンダー平等の『壁』を乗り越えるために必要なこと」では、世代・専門分野の異なる3人の登壇者が「能動的な発信、対話による学び、そして日々の実践が鍵になる」と語り合いました。

一方、公募の出展枠では予定数を大幅に超えて全国から良質なプログラムが集まり、選考を通った45件のワークショップ・パネル展示等が行われました。参加者からは「海外や企業の取組なども知ることができ、内容が濃かった」「自分も小さな違和感を放置せず、ジェンダー平等に向けて社会を変えていきたいと思った」等の声が寄せられました。




詳細は、こちらを御覧ください。
https://www.nwec.jp/event/training/g_forum2021.html


News 3 < 文部科学省 > 文部科学省『NWEC実践研究』第12号刊行

国立女性教育会館(NWEC)では、『NWEC実践研究』第12号を刊行しました。

今号は「ウィズコロナ・ポストコロナ時代のジェンダー平等」をテーマに取り上げ、国内外のコロナ禍におけるジェンダー問題をはじめ、新型コロナウイルス感染症がもたらす女性・女児へのリスク、女性雇用の実態と課題等、多様な視点から論じた論文の他、全国各地で実践されている創意・工夫に溢れた男女共同参画を推進する取組事例を取り上げて紹介しています。

その他、会館が実施している主催事業から、女性アーカイブ研修や災害対応研修、小中学校教員の管理職志向に関する調査研究の報告も併せて掲載しています。



詳細は、こちらを御覧ください。
https://www.nwec.jp/about/publish/journal.html


 

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