トピックス2
農業女子プロジェクトの新たな広がり
農林水産省経営局就農・女性課女性活躍推進室
農林水産省では、女性農業者の存在感を高め、職業としての農業の魅力をもっと多くの方に知っていただくため、民間企業等の協力を得ながら女性農業者の活躍を社会に発信する農業女子プロジェクトを行っています。
2013年11月、農業女子メンバー37名と参画企業9社でスタートし、現在では農業女子メンバー898名、参画企業37社、はぐくみ校(教育機関)8校(2022年2月時点)となりました。
1 農業女子プロジェクトの第8期の成果
~新たな取組のカタチ~
第8期(2020年11月~2021年10月)は「グループ同士の繋がりづくりによる全国の農業女子メンバーのネットワーク強化!」を活動テーマに、地域グループでマルシェの出店やラジオ出演、農業女子メンバーを集めた「オンライン懇親会」の開催、あふの環 サステナウィークでの「サステナ宣言」等のSDGsに係る取組を実施しました。
参画企業の取組では、農業女子の知恵を活かした商品開発のほか、対面によるプロジェクト実施が難しい中、オンラインを活用した取組を実施いただきました。
オンラインセミナーでは、各社がお持ちの知恵や技術を農業女子に紹介いただいたほか、オンラインによる収穫体験会や料理体験の実施等、これまでは対面や実地でしかできないと考えていた取組も実施いただき、オンライン活用の幅が広がっています。
●農業女子PJのモニターから生まれたショベル(カネコ総業株式会社)
手になじみ、作業しやすく疲れにくい、らくらくグリップシリーズ「Lacuno」。
強度はそのまま、軽さを従来品より約30%軽減。
種や、穴の深さを計測できるメモリ付きで、桜型の切り抜きにより土離れがさらに良くなりました。
●農業女子の意見を取り入れたパーカー(株式会社モンベル)
素材やシルエットにこだわり、暑い季節の農作業を快適にする速乾性・通気性に優れた「フィールド クールパーカ Women’s」を開発。
束ねた髪を出せるスリット付きフードやペットボトルが入るサイズの左右の腰ポケット等、女性農業者に優しい工夫をしています。
●オンラインツアー(一般社団法人 全国農協観光協会)
収穫体験や料理体験をオンラインで開催
2 第9期の取組
第9期(2021年11月~2022年10月)は、①地域グループ活動の推進 ②「農」の魅力の発信 ③オンラインのフル活用を活動方針とし、地域グループと企業・はぐくみ校のマッチング促進や若者への「農」の魅力発信、スマート農業に関するオンライン勉強会等、様々な取組を計画しています。
● 未来農業DAYs(3月17日:オンライン)
農業の未来を担う若者や女性の優れた取組を表彰・支援する「未来農業DAYs」が開催されます。たべチョク代表の秋元里奈氏による基調講演もありますので、是非ご参加ください。
詳細は、こちらを御覧ください。
https://www.mirainogyodays.org/