「共同参画」2021年12月号

共同参画情報部 News

News 1 < 内閣府男女共同参画局男女間暴力対策課 > いつでも、どこからでも、ひとりで悩まず相談してください
~性暴力被害者のための夜間休日コールセンターを設置しました~

内閣府では、令和3年10月1日、「性暴力被害者のための夜間休日コールセンター(以下「コールセンター」という。)」を設置しました。今回は、コールセンターなど、内閣府が取り組む性暴力被害者の相談支援について紹介します。


1) ワンストップ支援センターとは

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(以下「ワンストップ支援センター」という。)は、性犯罪や性暴力の被害者に対して、心身の負担を軽減するため、被害直後から相談を受け、緊急避妊薬の処方、証拠採取などを行う医療的な支援のほか、心理的支援などを可能な限り一か所で提供する、地域における被害者支援の中核的組織です。性犯罪・性暴力被害者支援のための交付金を活用し、全都道府県に設置されています。


2) コールセンターの設置について

内閣府が平成元年度に実施したワンストップ支援センターの調査1によると、24時間、相談を受け付けているワンストップ支援センターの電話相談件数のうち、17時から翌朝9時までの割合は約40%となっており、ワンストップ支援センターの24時間365日運営の実現は重要な課題です。しかしながら、人材面・財政面の課題も大きく、現在、24時間365日運営しているのは、21都府県にとどまっています。このため、内閣府では、本年10月1日、コールセンターを設置し、夜間休日も相談に対応できるようになりました。性暴力に関するご相談は、いつでも、全国どこにいても、全国共通短縮番号「#8891(はやくワンストップ)」、もしくは最寄りのワンストップ支援センターの電話番号におかけください。ワンストップ支援センターの運営時間外は、コールセンターが相談を受け付け、ワンストップ支援センターと連携して支援を行います。安心してご相談ください。


3) 「#8891」と「キュアタイム」について

内閣府では、令和2年10月に、上記の全国共通短縮番号「#8891(はやくワンストップ)」を導入しました。「#8891」におかけいただければ、最寄りのワンストップ支援センターにつながります。

また、毎週月・水・土の17時から21時には、チャットで相談できる性暴力に関するSNS相談「Cure time(キュアタイム)」(https://curetime.jp/)を実施しています。

内閣府では、引き続き、相談体制の充実により、性犯罪・性暴力被害者支援にしっかり取り組んでいきます。


1 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターを対象とした支援状況等調査報告書(令和2年3月)
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/r02_top.html

性暴力被害者のための夜間休日コールセンター始まりました!

性犯罪・性暴力被害相談体制の拡充


News 2 < 法務省 > やさしい日本語を活用した情報発信

「やさしい日本語」は、難しい言葉の言い換えなどにより、相手に配慮しわかりやすく表現した日本語のことです。

出入国在留管理庁は、やさしい日本語の活用を促進するため、2020年8月に「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を作成しました。

日本に住む外国人の数は約282万人(2021年6月末現在)となっています。男女共同参画社会の実現のためには、出産、育児等について活用できる制度や権利などを、日本人だけでなく外国人に対してもわかりやすく伝えることが重要です。「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を御活用いただき、やさしい日本語を活用したわかりやすい情報発信をすすめてください。

在留支援のための優しい日本語ガイドライン

同ガイドラインは出入国在留管理庁ホームページの「外国人生活支援ポータルサイト」に掲載しています。
https://www.moj.go.jp/isa/support/portal/plainjapanese_guideline.html

 

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