トピックス2
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」参加者の取組
内閣府男女共同参画局総務課
「男性リーダーの会」には、女性活躍の推進にコミットする企業経営者等や知事・市町村長の約270名が参加しています。そのうち、2名の男性リーダーの取組を紹介します。(氏名五十音順)
イノベーション企業文化の醸成に向けて
アフラック生命保険株式会社 代表取締役社長
古出眞敏
当社は社員一人ひとりが、既存の概念に捉われず、変化を先取りしながら新たな価値を創造していく「イノベーション企業文化の醸成」を目指し、ダイバーシティと働き方改革「アフラック Work SMART」を両輪で推進しています。
これらの重要性を米国の持ち株会社のトップを含む経営陣から社員に直接伝える機会として「Aflac Global Diversity Conference」を定期的に開催しており、オンラインで開催した2020年はこれまで参加が難しかった地方勤務の社員も含め約550名が参加して大いに盛り上がりました。
女性社員のキャリア形成意欲や能力開発のため、社長をはじめとする役員や他部門の部長にキャリア相談ができるメンタリングや役員へのプレゼンテーションも実施しています。
これらの取組の結果、女性活躍推進のKPIである「2020年末時点で指導的立場*1に占める女性社員割合を30%以上」は2019年に1年前倒しで達成し、2021年には32.4%に伸展しました。もう1つのKPIである「2025年にライン長*2ポストに占める女性割合を30%、マイルストンとして2020年に20%」はマイルストンを達成しました。
ダイバーシティ推進によって、アジャイル型の業務運営やDX推進など会社の変革への取組を加速させる、ドライバーになっていることを実感しています。
*1.課長代理以上の役職
*2.直属の部下を持つ管理職
「Aflac Global Diversity Conference 2020」の様子
「消滅可能性都市」から「SDGs未来都市」へ
豊島区 区長
高野之夫
豊島区は、2014年、日本創生会議により「消滅可能性都市」の指摘を受け、すぐに対策を講じるため、「女性にやさしいまちづくり」に向けた施策に取り組んできました。女性の意見をお聞きするための会議体を発足させ、民間から女性管理職も登用しました。さらに、区民の皆さんや企業の力もお借りして様々な事業を進めることで、2018年に「持続発展都市」へと変貌を遂げました。
女性からいただいた意見を反映し「公園から街が変わる」をコンセプトに池袋駅周辺の4つの公園整備も進め、この公園を回遊する真っ赤な環境に優しい電気バス「イケバス」を運行し、お子さんにも大人気です。
区は文化を基軸とした誰もが主役になれる「国際アート・カルチャー都市」を進めてきましたが、2020年に東京で初となる「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」のダブル選定という快挙を成し遂げました。
ジェンダー平等の実現は、SDGsのすべての目標とターゲットの進展に貢献するものとされています。2022年は区制90周年、男女平等推進センター開設30周年にあたることから、さらに取組を加速させ、誰一人取り残さない「SDGs未来都市」の実現を目指してまいります。
区民の皆さんとSDGsに取り組んでいます。
「男性リーダーの会」について、詳しくはこちら
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/male_leaders/index.html