「共同参画」2021年10月号

トピックス2

科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合
内閣府男女共同参画局推進課

内閣府では、科学技術政策に関する意見交換の場として、「科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合」を原則毎週木曜日に開催しています。

この度、男女共同参画局は、6月と7月に上記会合に参加し、科学技術・学術分野における女性研究者の活躍促進をテーマに問題提起と議論を行ってまいりました。


●令和3年6月10日(木)

この日の会合では、「第6期科学技術・イノベーション基本計画を踏まえた女性研究者の活躍促進に向けた取組について」を議題として議論が行われ、男女共同参画局からは日本の理工系女性人材の育成が遅れている現状と国際的に見た日本の立ち位置について説明し、また昨年12月に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画にてまとめられた科学技術・学術分野における女性参画拡大のための施策や成果目標について説明しました。また、女性活躍について先進的な取組を進めている名古屋大学と理化学研究所から、男女共同参画推進のための全体的な取組や女性研究者活躍促進の取組について事例発表がありました。

議論においては、女子生徒が出来るだけ早い小学校・中学校の時期に、身近で多様なロールモデルと出会うことの重要性などについて指摘されました。


●令和3年7月29日(木)

この日の会合では、6月に引き続き「第6期科学技術・イノベーション基本計画を踏まえた女性研究者の活躍促進に向けた取組について」を議題として、女性研究者の活躍促進に向けてこれまで行われてきた各府省の施策の説明と、その効果や課題について議論をしました。男女共同参画局からは、主として2005年より展開している「理工チャレンジ」の取組について説明し、教育現場における浸透や各団体と地方自治体の連携などに課題があることを説明しました。

議論を経て、井上科学技術政策担当大臣からはこの課題に関し大きな危機感を持っており、きっちりとしたデータ、エビデンスに基づく議論が必要であるとの発言がありました。男女共同参画局では、今後も議論に参加し、女性研究者の活躍促進に向けて取り組んでまいります。


大学(学部)の学生に占める女性の割合


諸外国の研究者に占める女性の割合


「科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合」の詳細は下記リンク先を御覧ください。
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/index2021.html


内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
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