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特集2
「夏のリコチャレ2021～理工系のお仕事体感しよう！」を開催
～女子中高生等の理工系分野への進路選択を応援～
内閣府男女共同参画局推進課
内閣府・文部科学省・一般社団法人日本経済団体連合会（以下：経団連）は共催で、2021年7月より夏休み期間を利用して、女子中高生等の理工系分野への進路選択を応援するため、「夏のリコチャレ2021～理工系のお仕事体感しよう！～」を実施しました。これは、経団連加盟企業や大学等による主に女子中高生を対象とした理工系の職場見学、仕事体験、施設見学など多彩なイベントの情報を内閣府「理工チャレンジ（リコチャレ）」サイトを活用し、積極的に社会へ発信する取組です。
今年は59団体が参加しました。企業や学術団体等のイベントや、大学の実験教室、先輩学生との交流会等のイベントがオンラインと、全国各地で実施され、今年度は6000名以上の女子中高生、大学生、保護者等が参加しました。
1．理工系分野における女性活躍の現状
本格的な人口減少社会を迎える中、理工系分野における女性の活躍は、世界最先端の科学技術立国を目指す我が国が、持続的な成長を確保し、さらに、多様性によるイノベーションの創出によって社会の様々な問題解決を図る上で、極めて重要です。しかしながら、我が国における女性研究者の割合は16.9％※1と、諸外国に比べて低い水準に留まっています。また、大学学部生における女性比率も、理学系で27.9％※2、工学系で15.7％※2と大きな偏りが見られます。
これに対し、「幼少期に科学に触れる機会」が、その後の理科への得意意識や学習意欲獲得に繋がっている可能性があるほか、具体的な職業イメージなど進学の先にある進路について、幅広く情報提供を行うこと等が理工系への進路選択の支援において有効と考えられます。内閣府では、理工系の職業や面白さに触れられる機会を提供することにより、理工系進路選択や理工系職業に対する理解を促進し興味を喚起することで、次代を担う理工系女性人材の育成を目指しています。
※1 総務省「科学技術研究調査」（令和２年）参照
※2 文部科学省「令和２年度学校基本調査」参照
2．開催実績
■開催期間：2021年７月～９月
■実施団体数・イベント数・参加者数
合計：59団体、113イベント、6000名以上
実施団体内訳 企業：24、大学等：22、学術団体・その他：13
■主なイベント内容
企 業
・職場見学、工場見学
・職業体験、ワークショップ、実験
・先輩女性社員との交流 等
大 学
・実験教室
・サマースクール、サイエンスキャンプ
・シンポジウム、セミナー
・女子学生質問会、オープンキャンパス 等
学術団体、その他
・実験教室、体験学習
・１日インターンシップ
・シンポジウム 等
※今年度は、新型コロナ感染拡大の影響を受け、多くのイベントがオンラインにて実施されました。イベント進行や参加者の募集についても、例年とは違った工夫がされていました。
3．参加者の声
「今までは理科が苦手だったが、今回の講座で理科に興味がでてきた。これからは理科の授業も楽しんで受けようと思う。」
「座学だけでなく、実習がとても充実していて非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。やはり、自分の目で見てふれて肌で感じるというのも知識の理解に大きな手助けとなるということを改めて感じられた絶好の機会でした。」
「自分は進路に迷っているので、具体的に仕事環境や内容を知ることができてとても良かったです。」
「理系は専門的で難しい印象でしたが、女性研究者が専門分野のことを楽しそうに話す様子に憧れました。」
「オンラインイベントに初めて参加したが、リアルの工場見学より近くの様子が見られて良かった。」
「登壇した女性社員がどのような経験をし、どのような経緯で進路選択をしてきたのか伺うことができたのが良かった。良い進路選択ができるよう頑張りたい。」
「女子学生が活躍していることや，女子学生をバックアップする体制ができていることがわかり，娘が入学できたら良いという思いが高まりました。（保護者）」
夏のリコチャレ2021～化学ってスゴイ！化学会社のお仕事体験！～
（東亞合成）
夏のリコチャレ2021～理工系の仕事をのぞいてみよう～
（P&G明石工場）
第16回女子中高生のための関西科学塾（ダイセルの研究所見学と女性技術者との交流会）
（大阪府立大学、関西科学塾コンソーシアム）
「夏のリコチャレ2021」の詳細は右記リンク先を御覧ください。
https://www.gender.go.jp/c-challenge/2021.html
