「共同参画」2021年7月号

共同参画情報部 News

News 1 < 内閣府 > 「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会報告書」公表

令和3年4月28日、「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会(白波瀬佐和子座長(東京大学大学院教授))」は、「~誰一人取り残さないポストコロナの社会へ~」を副題とする報告書をまとめ、丸川大臣に手交しました。

本報告書では、

  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大は男女に異なる影響を及ぼしており、非正規雇用労働者の減少や自殺の増加等、特に女性への影響が深刻であること
  • 一斉休校が子供を持つ女性の就業や生活に大きな影響を及ぼしたこと
  • その根底には、平時においてジェンダー平等・男女共同参画が進んでいなかったこと等があり、それらがコロナの影響により顕在化したこと

などがエビデンスに基づいて分析・指摘されています。そのうえで、

  • 今こそ幅広い分野でジェンダー視点を入れた政策立案が不可欠であるとし、ポストコロナに向けて、⑴ジェンダー統計・分析の重要性、⑵ジェンダー平等・男女共同参画への取組、⑶女性の参画、⑷制度・慣行の見直しが提言されています。

男女共同参画局においても、本報告書の提言内容を今後の政策につなげてまいります。

報告書の詳細及び研究会の活動については、HPを御覧ください。
https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/covid-19/index.html


News 2 < 内閣府 > 「夏のリコチャレ2021」を開催します

夏のリコチャレ2021

内閣府・文部科学省・一般社団法人日本経済団体連合会(以下:経団連)は共催で、夏休み期間である7月から、女子中高生等の理工系分野への進路選択を応援するため、「夏のリコチャレ2021~理工系のお仕事体感しよう!~」を開催します。

本イベントは、経団連加盟企業や大学等による主に女子中高生等を対象とした理工系の職場見学、仕事体験、施設見学など多彩な情報を内閣府「理工チャレンジ(リコチャレ)」サイトを活用し、積極的に社会へ発信する取組です。一昨年は約36,000名の生徒等が参加しました。今年はオンラインのイベントも多く企画されています。

女子中高生の皆さん、今年の夏は素敵な理工系の未来を探しに行きませんか。近くのイベントや興味のあるイベントを検索して是非御参加ください。また保護者や教員の方向けの情報も御案内しています。詳細はぜひサイトを御覧ください。

詳細はこちらを御覧ください。
https://www.gender.go.jp/c-challenge/event/2021_summer.html

News 3 < 法務省 > 第71回“社会を明るくする運動”が推進する「生きづらさを包み込むコミュニティづくり」

社会を明るくする運動ポスター

令和3年、“社会を明るくする運動”(以下:社明しゃめい)は、第71回を迎えます。

今回のテーマは、“#生きづらさを、生きていく。”です。

犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動である“社明しゃめい”は、犯罪や非行の背景にある生きづらさへの理解と、生きづらさを包み込むコミュニティづくりに取り組んでまいります。

更生保護ボランティアである更生保護女性会は、地域における様々な生きづらさを、「ほっとけない」の心で包み込む犯罪予防活動や更生支援活動を行っています。子ども食堂や、子育て支援活動は、地域の孤独・孤立を防ぐコミュニティづくりに大きな役割を果たしています。

このコロナ禍の時代に、文字通り社会を照らし出す明るいメッセージを発信・拡散していくことができますよう、本年も“社明”への御協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。


News 4 < 文部科学省 > 令和3年度「地域における男女共同参画推進リーダー研修」(オンライン)実施報告

国立女性教育会館(NWEC)では、「これからの男女共同参画 ~第5次基本計画の考え方と地域課題への取組に向けて~」をテーマに、全国の女性関連施設、地方自治体、団体の役員・管理職、リーダー等を対象に、地域の男女共同参画推進リーダーとして身につけておくべき知識・企画力・実践力を養うことを目的として「地域における男女共同参画推進リーダー研修」をオンラインで実施しました。

研修では、何度でも繰り返し視聴ができるeラーニング学習管理システムを活用して、基調講演、講義、事例報告等の研修動画を配信し、全国から500名を上回る参加者が視聴しました。

また、ライブ配信プログラムとして実施したパネルディスカッション「地域課題にどう取り組むか」や「参加者同士の意見交換」、全国女性会館協議会提供プログラムの事例報告・グループワーク「Challenge to Change ―コロナ禍での事業運営を考える」では、講師や参加者の間で活発な意見交換がなされました。

参加者からは、「第5次基本計画や各省庁の施策等について理解が深まった」「人口減少、高齢化率が高まる地方市の活性化には、女性の活躍無くしては考えられないと強く感じた。事例報告は大変参考になった」との感想が寄せられました。

詳細はこちらを御覧ください。
https://www.nwec.jp/event/training/g_leader2021.html


 

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