「共同参画」2021年2月号

共同参画情報部 News

News 1 < 文部科学省 > 令和2年度文部科学省委託:次世代のライフプランニング教育推進事業「男女共同参画の推進に向けた教職員研修」実施報告

国立女性教育会館(NWEC)は、令和2年度文部科学省次世代のライフプランニング教育推進事業を受託し、教員研修プログラムと教材の開発に取り組んでいます。

令和2年11月27日(金)~12月28日(月)に初等中等教育に携わる教職員を対象としたオンライン研修を開催しました。子供たちが自身の将来を固定的な性別役割分担意識にとらわれずに考えられるよう、教員自身が現場で生じうる「無意識の思い込み」(アンコンシャス・バイアス)のケース等について理解を深め、指導に役立つ気付きを得ることを目的とし、全国から254名が参加しました。

ワーク「性別に基づくアンコンシャス・バイアスへの気づき」では、教材動画をもとにグループディスカッションを行いました。参加者は各地域の現状や課題等を共有しながら、これまで意識していなかった自身の言動について、男女共同参画の視点から考え直す機会となったようです。

講義「持続可能な開発目標(SDGs)の視点を踏まえた男女共同参画~ジェンダーと女性・ガールズのエンパワーメント~」やパネルディスカッション「男女共同参画にどう取り組むか?~学校でできること~」では、SDGsを切り口に学校における男女共同参画推進の意義を知るとともに、課題の解決に向けた学校現場での取組について情報を共有しました。


詳しくはこちらを御覧ください。

【URL】 https://www.nwec.jp/event/training/g_kyoin2020.html


News 2 < 文部科学省 > 令和2年度「NWECグローバルセミナー」実施報告

令和2年11月27日~12月4日に、「新型肺炎とジェンダー~公衆衛生上の危機がジェンダー平等にあたえる影響~」をテーマとして、「NWECグローバルセミナー」を開催いたしました。

新型コロナウイルス感染症の拡大を考慮し、今年度はオンデマンドとライブ配信を組み合わせた3部構成となりました。第1部でリリアン・ウォン氏(台湾国立大学ソーシャルワーク学部教授)とブリュンヒルドゥル・ヘイダル・オグ・オゥマルスドッティル氏(アイスランド女性権利協会事務局長)が、それぞれ「ジェンダー視点からの新型コロナウイルスの危機管理~女性のリーダーシップは成功の鍵となるか?」と「感染症拡大時におけるジェンダー平等と女性」と題した基調講演を行いました。

第2部では、これまでNWECがアジアの若手女性リーダーを対象として実施した国際研修の参加者から、インドネシアとベトナムにおいて、新型肺炎への対応を通じて明らかとなった“ジェンダー課題と政策”についての提言がなされました。

第3部パネルディスカッションでは、都内からライブ配信され、外出自粛や一斉休校等の政策が女性の就労や世帯内の性別分業に与えた影響やセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツの視点から、安全な妊産婦ケア活動を継続するための取組を日本人専門家が報告しました。


詳しくはこちらを御覧ください。

【URL】 https://www.nwec.jp/global/seminar/jpk9qj00000019cv.html


 

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