「共同参画」2020年12月号

トピックス2

第39回男女共同参画推進連携会議 全体会議開催報告
内閣府男女共同参画総務課

令和2年10月13日(火)、第39回男女共同参画推進連携会議全体会議がオンライン形式で開催されました。

橋本聖子大臣挨拶

開会に当たり、橋本聖子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)より、男女共同参画の現状と新型コロナウイルス感染症の拡大が特に女性に大きく影響を与えている中、全国の力を結集するネットワークである男女共同参画推進連携会議の役割に期待を寄せる旨、御挨拶がありました。

橋本大臣御挨拶の様子
橋本大臣御挨拶の様子


第5次男女共同参画基本計画の策定状況の報告

10月8日(木)に行われた第5次基本計画策定専門調査会(第7回)で審議された第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)について、事務局より説明しました。

令和元年度、2年度活動報告

事務局より男女共同参画推進連携会議の令和元年10月から令和2年10月までの全体的な活動報告を行いました。さらに現在設置されている2つのチーム会の活動に関しては、それぞれのコーディネーター・副コーディネーターより御報告いただきました。

「経済分野における女性の活躍推進」チーム活動報告

塚越学コーディネーター(特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン理事)より、9月18日に開催した第1回会合での活動について、以下のとおり御報告いただきました。

  • アンコンシャスバイアスをテーマとした、グループディスカッションを行いました。アンコンシャスバイアスが生み出す影響に対する改善方策として、企業の管理職及び女性従業員の意識改革を行うための研修、労働時間の徹底を含めた働き方改革やクォータ制の検討、企業、教育、家庭におけるDXの促進等の御提案がありました。

「次世代とともに歩む」チーム活動報告

大石真子副コーディネーター(NPO法人ハナラボ理事)より、9月28日の第1回会合での活動について、以下のとおり御報告いただきました。

  • 文部科学省より学校教育におけるSDGsの位置づけについて説明がありました。
  • チームメンバーである公益社団法人ガールスカウト日本連盟、公益財団法人日本YWCA、日本労働組合総連合会より団体が行っているユースとの連携活動についての発表が行われました。
  • 副教材の内容や普及方法について意見交換も行いました。

令和2年度「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」活動予定報告

事務局より、令和2年度は3件のシンポジウムと2件の教材制作を行うことを報告いたしました。

シンポジウム開催予定

■ お茶の水女子大学との共催
日時:令和2年12月17日(木)16時~18時

■ 日本ヒーブ協議会との共催
日時:令和3年1月21日(木)14時~17時

■ 日本BPW連合会との共催
日時:令和3年1月30日(土)13時~16時

教材作成予定

■ お茶の水女子大学との共催
小学校低学年を対象とした教材作成

■ ガールスカウト日本連盟との共催
中学生・高校生を対象としたオンライン教材作成

令和2年度のシンポジウム詳細はこちら
https://www.gender.go.jp/public/event/2020/index.html


グループディスカッション

新型コロナウイルス感染症拡大を受け、生じている課題と解決に向けた取組について、テーマ①「オンラインの活用の普及による、地方部の女性を含め、女性にとって新しい働き方の可能性」、テーマ②「不安定な雇用や貧困等困難を抱える女性への影響、女性に対する暴力の増加の懸念、無償ケア労働の女性への集中についての対応」のテーマを設け、日頃の活動において感じている課題やその解決のために取り組んでいること、連携会議構成団体で連携して取り組めることなどについてグループディスカッションを行っていただきました。

テーマ①では、各地でオンラインの活用が広がっている中、オンライン化を活かせていない業界・団体に対しての働きかけの事例の共有や意見交換を行う等、男女共同参画推進連携会議の場を活用したい、という御意見をいただきました。

テーマ②では、福祉関係の団体推薦議員を中心に現場の実情や、支援策があってもその情報にたどり着けないために支援が活用されていない現状を共有いただきました。個々の機関で活動していくのではなく、団体同士の連携を進めていき、様々な課題・事例をまとめて政策立案の場に届ける等の活動をしていくことが重要だという御意見をいただきました。

内閣府男女共同参画局長挨拶

閉会にあたり、林伴子男女共同参画局長より、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、女性がより活躍できるような働き方の整備を推進していくこと、困難な状況にある女性に対して更なる対策の強化について取り組んでいく旨、挨拶がありました。

男女共同参画推進連携会議では、今後も男女共同参画社会の実現に向けた取組を積極的に推進していきます。

オンライン会議の様子
オンライン会議の様子

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
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