「共同参画」2020年11月号

トピックス3

「第14回キッズデザイン賞」男女共同参画担当大臣賞について
内閣府男女共同参画局総務課

キッズデザイン賞

特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達につながる生活環境の創出と、子どもを産み育てやすい生活環境の実現を目指したデザインの顕彰制度です。2007年(平成19年)から始まったこの賞は今年で14回目を迎えました。受賞作品には「キッズデザインマーク」を使用することが認められ、その成果を広く社会にアピールすることができます。

入賞作品の中から、最優秀賞として「内閣総理大臣賞」1点、各部門優秀賞として「経済産業大臣賞」4点、「少子化対策担当大臣賞」2点、「消費者担当大臣賞」1点、そして「男女共同参画担当大臣賞」1点が授与されます。

男女共同参画担当大臣賞

第9回(2015年)に設けられた男女共同参画担当大臣賞は今年で6回目になります。「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」の中で、産前産後や子育て期の男女が、子どもを産み育てながら社会参加しやすい環境づくりを促す製品、サービス、空間、活動、研究の中から、最も優れたものに贈られます。

今年の受賞デザインの紹介

第14回キッズデザイン賞では、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」への応募が141点あり、その中から83点が受賞作品として「キッズデザインマーク」の使用が認められました。そして、9月30日(水)に六本木ヒルズにおいて行われた表彰式では、三菱電機株式会社の「共働き世帯を応援する調理機「レンジグリルIH」シリーズが栄えある男女共同参画担当大臣賞として表彰されました。

共働き世帯を応援する調理機「レンジグリルIH」シリーズ」

子育てや仕事で調理時間が限られる共働き世帯の「健康的でおいしい食事を子どもに作ってあげたい」という思いに応えるべく、IHクッキングヒーターに電子レンジ機能を搭載した世界初※の調理機を開発。IHクッキングヒーターで焼き目をつけてから電子レンジで中まで加熱するなど、効率よく調理できる「リレー調理」によって「時短&おいしさ」を実現しました。

審査委員会からは、「各機能を効率よく組み合わせて調理することで、大幅な調理の時短が可能になる。料理に不慣れな男性でもミスなく簡単に調理でき、共働き世帯の家事負担を軽減する。調理家電という技術提案を契機に、時短で生まれる時間をもっと家族間のコミュニケーションや余暇に使ってほしいという願いが込められている点が、男女共同参画の側面から良い」と評価されました。

※2020年9月30日時点、家庭用ビルトイン型IHクッキングヒーターにおいて

受賞した三菱電機(株)のデザイン研究所ホームシステムデザイン部調理・家事家電グループ専任の伊藤大聡氏と𠮷川赳内閣府大臣政務官
受賞した三菱電機(株)のデザイン研究所ホームシステムデザイン部調理・家事家電グループ専任の伊藤大聡氏と𠮷川 赳内閣府大臣政務官

展示ブースを見学された𠮷川内閣府大臣政務官は、「我が家も夫婦共働きだったため、家事は分担しており、大変興味深い調理器具である。娘2人とよくラザニアを作るが、IHグリルとレンジがセットになっているのは本当に使いやすそうだ。」とお話されました。

展示ブースの見学の様子
展示ブースの見学の様子

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