「共同参画」2020年11月号

トピックス1

女性が輝く先進企業表彰
~今年で最後!これまでの受賞企業を紹介します~
内閣府男女共同参画局総務課

この表彰は、女性が活躍できる職場環境の整備を推進するため、役員・管理職への女性の登用に関する方針、取組及び実績並びにそれらの情報開示において顕著な功績があった企業を表彰するもので、2014年度より7年間の限定事業として行われてきました。最終年となる2020年度の表彰は、12月に行う予定です。11・12月号と2回にわたり、これまでの受賞企業を御紹介します。 

表彰の詳細はこちらを御覧ください。
http://www.gender.go.jp/policy/mieruka/company/hyosyo.html

女性が輝く先進企業2014

内閣総理大臣表彰

■株式会社セブン&アイ・ホールディングス
■株式会社北都銀行

内閣府特命担当大臣(男女共同参画)表彰

■カルビー株式会社
■日産自動車株式会社
■株式会社資生堂
■株式会社LIXILグループ
■有限会社ゼムケンサービス

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

受賞理由紹介

店舗を利用されるお客様の多くが女性であることから、女性をより戦力化することがお客様満足の向上につながると考え、「セブン&アイ グループ ダイバーシティ推進プロジェクト」を設置。“多様性を明日への力に”のスローガンのもと、4つの目標(女性管理職比率向上、男性の育児参加促進、従業員満足度の向上、社会的評価の向上)への取組が評価されました。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

株式会社北都銀行

受賞理由紹介

女性従業員比率が50%を上回り、地域の女性雇用創出に貢献しています。また、地方銀行初となる女性行員を対象とした企業内大学「HOKUTO Women’s College」をはじめとする、女性活躍推進に向けた6つの施策(企業内大学の開校、企業内保育施設の設置、女性サポートチームの発足、若手女性行員による英語講座の創設、ママ同士の情報交換の場である『ママ・ドゥ・カフェ』の実施、男性管理職向け『イクボスセミナー』の開催)への取組が評価されました。

株式会社北都銀行

受賞企業代表コメント

2014年の受賞以降、女性を対象とした「女性キャリアアップセミナー」等内部研修への積極的な参加や、優れた業績や人材育成等の功績が顕著だった行員を表彰する行内従業員表彰制度へのノミネート数増加など、働く従業員の意識の変化が見られております。

また、「女性活躍の北都」の印象が広まったことにより、採用活動において女子学生からの応募増加等、良い効果が生まれております。

現在は、女性のみならず全従業員が働きやすく働きがいのある職場づくりを目指しテレワーク制度や休暇制度等の整備を行っています。今後も多様な人材が活躍できる組織づくりを行ってまいります。

女性が輝く先進企業2015

内閣総理大臣表彰

■株式会社千葉銀行
■SCSK株式会社

内閣府特命担当大臣(男女共同参画)表彰

■井村屋グループ株式会社
■株式会社ファンケル
■株式会社西部技研
■メック株式会社
■第一生命保険株式会社

株式会社千葉銀行

受賞理由紹介

ダイバーシティ推進を持続的成長のための経営戦略と位置づけ、「職域拡大(仕事をつくる)」、「人材育成(人を育てる)」、「環境整備(職場をつくる)」の3つの視点で、女性活躍推進に取り組まれています。また、「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会」を発足し、地銀人材バンクや女性活躍推進研究会、女性リーダー育成部会の事務局を務めるなど地銀業界全体での取組も評価されました。

受賞企業代表コメント

千葉銀行では新たな発想を生み出す企業風土を醸成するため、ダイバーシティ推進を経営戦略として位置づけ、意欲ある女性をはじめ多様な人材が活躍できる組織づくりを進めています。受賞以降、取締役会をはじめとした様々な意思決定の場に女性が参加するようになったことで活発な議論が行われ、組織の活性化に繋がっています。2020年度には所属長の評価項目にダイバーシティ推進への取組を加え、組織への一層の浸透を図っています。

株式会社北都銀行

SCSK株式会社

受賞理由紹介

女性の活躍をはじめとしたダイバーシティを推進する上で大きな障害となる「長時間労働」からの脱却を目指した「働き方改革」を実施。加えて、物心両面において育児休業からの円滑な復職を促す「仕事と育児の両立支援」や、女性役員・管理職に関する具体的な数値目標を設定した上での各階層別研修の実施、若手・中堅層に対する中長期キャリアを考える機会提供など、女性が活躍できる風土醸成への取組が評価されました。

株式会社北都銀行

女性が輝く先進企業2016

内閣総理大臣表彰

■カルビー株式会社
■損害保険ジャパン日本興亜株式会社(※現 損害保険ジャパン株式会社)

内閣府特命担当大臣(男女共同参画)表彰

■社会福祉法人あいの土山福祉会
■明治安田生命保険相互会社社
■大和証券株式会社
■株式会社ユーシステム
■株式会社北洋銀行

カルビー株式会社

受賞理由紹介

ダイバーシティ推進を持続的成長のための経営戦略と位置づけ、「職域拡大(仕事をつくる)」、「人材育成(人を育てる)」、「環境整備(職場をつくる)」の3つの視点で、女性活躍推進に取り組まれています。また、「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会」を発足し、地銀人材バンクや女性活躍推進研究会、女性リーダー育成部会の事務局を務めるなど地銀業界全体での取組も評価されました。

受賞企業代表コメント

トップの強力なリーダーシップのもと、女性の活躍に向けた活動を進め、将来的には、女性に限らない多様な人財が活躍する「ダイバーシティ推進で日本一の会社」を目指しています。そのために、経営責任を伴うポジションでの女性の登用を進め、女性の役付執行役員・執行役員・工場長が誕生。働き方改革の側面からも、フリーアドレスや在宅勤務、様々なライフワークバランス※を支援する制度を導入。さらに、イクボス育成も推進していることが評価されました。(※カルビーでは、「ライフ」を先に記載)

カルビー株式会社

損害保険ジャパン日本興亜株式会社(※現 損害保険ジャパン株式会社)

受賞理由紹介

2003年に国内大手金融機関として初めて女性活躍推進専門部署を設置し、仕事と生活の両立支援に向けた取組を開始。その後、コース別人事制度の廃止や女性育成の強化により働きがいの機会提供を実現。男女ともに働き方を変革することにより生産性向上を目指す「ワークスタイルイノベーション」の推進や、管理職に占める女性の割合の飛躍的な増加などが評価されました。 

受賞企業代表コメント

2011年度以降、女性専用の育成プログラムをスタートさせ、女性管理職輩出のパイプライン形成を強化してきました。本受賞を機に、地方自治体等との異業種交流会の開催機会も増え、女性社員の視野拡大やネットワーク構築など、女性活躍推進の取組をさらに加速させることができました。また、キャリア支援策の一つとして、活躍する多様な社員を紹介する動画「ロールモデルチャンネル」を社内イントラネットに展開し、様々なバックグランドをもつ女性管理職も紹介しています。社員からは、キャリアビジョンの参考になった、キャリアアップにチャレンジしようと思ったなどの感想が寄せられ、好評を得ています。

カルビー株式会社

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019