「共同参画」2020年11月号

特集2

男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰、女性のチャレンジ賞表彰
内閣府男女共同参画局総務課

令和2年度の「男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰」「女性のチャレンジ賞」の受賞者、受賞団体が8月31日に決定いたしました。本年度の受賞者、受賞団体を御紹介いたします。受賞された皆様、おめでとうございます。

なお、例年は表彰式を開催しておりましたが、今年は新型コロナウイルス感染の拡大防止の観点より、中止となりました。

男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰

多年にわたり、男女共同参画社会に向けた気運の醸成等に功績のあった方や、各分野において実践的な活動を積み重ね、男女共同参画社会づくりの推進に貢献してきた方などに内閣総理大臣から表彰するものです。

■男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰受賞者

8名 50音順、敬称略

加藤治子

性暴力救援センター・大阪SACHICO代表
加藤治子
推薦者:内閣府

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの草分けであり、モデルでもある性暴力救援センター・大阪SACHICOを2010年に立ち上げ、以来代表を務める。最前線での被害者支援に加え、内閣府や各地での研修・講演でも活躍。

菅原悦子

岩手大学名誉教授
菅原悦子
推薦者:岩手県

東日本大震災津波からの復興という重要な局面において、復興における男女共同参画の推進に大きく寄与したほか、女性研究者として、政策方針決定場面への参画のロールモデルとなりながら、学内のみならず、県内外と幅広く連携して男女共同参画を強力に推進した。

田中弘子

特定非営利活動法人青森県男女共同参画研究所理事
田中弘子
推薦者:青森県県

男女共同参画の視点を持ちながら幅広い分野で活動を続け、県内における男女共同参画の地域ネットワーク構築に尽力した。講演会の企画運営等により、地域の男女共同参画推進及び女性リーダーの育成に多大な貢献をした。

たもつゆかり

鹿児島県男女共同参画審議会会長
たもつゆかり
推薦者:鹿児島県

鹿児島県内をはじめとする、自治体の男女共同参画に関する条例制定、計画策定及び施策の立案・実施に対する指導・助言、男女共同参画の啓発、並びにその視点に立った地域づくりの実践・支援を通じて、男女共同参画の推進に多大な貢献をしている。

林田スマ

大野城まどかぴあ館長
林田スマ
推薦者:福岡県

大野城市において、女性センター所長として、女性たちが夢を持って暮らせる社会、女性も男性も誰もが活き活きと暮らせる社会を作るために尽力。行政・団体・企業等の委員就任、大学講師、講演や執筆などの幅広い活動を通じて、ロールモデルとして多くの女性に影響を与え、男女共同参画社会の実現のために大きく貢献している。

原田壽子

千葉県男女共同参画推進懇話会座長
原田壽子
推薦者:千葉県

平成22年度から、千葉県男女共同参画推進懇話会座長に就任し、第3次及び第4次千葉県男女共同参画計画の策定に尽力する等、千葉県における男女共同参画に係る施策の推進に大きな功績があった。

𠮷田忠嗣

吉忠株式会社代表取締役社長
𠮷田忠嗣
推薦者:京都府

長きにわたり京都府内の経済界の要職を担い活躍する一方で、経営者としてまた京都府の男女共同参画に関する委員として女性の活躍推進に取り組み、府内における男女共同参画の実現に大きく貢献した。

度會さち子

一般財団法人岐阜県地域女性団体協議会理事
度會さち子
推薦者:岐阜県

岐阜県や県内の市で男女共同参画推進に係る各種審議会等の委員を務め、条例や計画の策定に重要な役割を果たした。大垣市男女共同参画推進連絡協議会会長として市男女共同参画フォーラムを主催してきたほか、県内外において講演活動等を精力的に実施している。

女性のチャレンジ賞表彰彰

企業、NPO法人での活動、地域活動等にチャレンジしている女性個人、女性団体・グループ及びそのようなチャレンジを支援する個人、団体・グループを内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)から表彰するものです。

■女性のチャレンジ賞

受賞者3名、受賞団体1件 50音順、敬称略

平山亜美

ウーマンメイク株式会社 代表取締役
平山亜美
推薦者:大分県

地域の農業分野において、「女性が働く事を念頭に置いた事業設計」「柔軟な勤務体系」「人材育成」の視点から、育児中の方も含めた幅広い年代の女性が活躍できる職場づくりを行っている。

川口加奈

特定非営利活動法人Homedoor 理事長
川口加奈
推薦者:経済産業省(大阪府)

14歳でホームレス問題に出会い、19歳で現法人を設立。早くからホームレスの就労支援、生活支援、それに係る啓発活動等を通して社会課題に向き合ってきており、女性や若者のロールモデルである。

河野恵美子

大阪医科大学 一般・消化器外科 研究生
河野恵美子
推薦者:一般(大阪府)

女性仕様の手術機器の研究・開発や、女性消化器外科医を支援する団体「AEGIS-Women」の設立など、女性外科医の労働環境改善に向けた取組を、長期にわたり継続して実施している。

山崎かおり

株式会社山崎製作所 代表取締役
山崎かおり
推薦者:静岡県

板金加工の事業を承継後、女性の感性と熟練職人の技術を融合した自社アクセサリーブランド「三代目板金屋」を立ち上げ、国内外に販路を拡大。地域企業との連携も進めている。

■女性のチャレンジ支援賞

受賞者1名、受賞団体1件 50音順、敬称略

柴田久恵

土佐工業株式会社 代表取締役
柴田久恵
推薦者:千葉県

女性向け作業着の考案や、女性技術者、技能者に焦点をあてた冊子「けんせつ姫」の発行により、建設現場で女性が働くことのロールモデルを示し、女性の参入を促進している。

水落重喜

株式会社クリエイティブおおき 代表取締役
水落重喜
推薦者:福岡県

男性中心だった農村社会において、しめじ部会女性部の設立を通じて女性経営者の育成に努めたほか、まちづくりの中心となる女性リーダーの育成にも貢献。女性が活躍できる場を積極的に創出している。

■女性のチャレンジ賞特別部門賞「スポーツの持つ力~東京オリンピック・パラリンピックに寄せて~」

受賞者2名 50音順、敬称略

岸田則子

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会評議員
岸田則子
推薦者:千葉県

スポーツにおける女性の地位向上に尽力したほか、日本女子ラグビーフットボール連盟の設立から普及発展まで、長年にわたり大きく貢献した。現在の女子ラグビーの礎を築いている。

前田惠理

飯塚国際車いすテニス大会 会長
前田惠理
推薦者:福岡県

先駆的に車いすテニスの普及に努め、日本初の「九州車いすテニス協会」へも名を連ねた。また、「飯塚国際車いすテニス大会」の委員を第1回から務め、国際大会の運営に携わったほか、現在も障がい者スポーツの普及振興や、地域の活性化、青少年の育成等に貢献している。

令和2年度男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰受賞者URLはこちら

【URL】 http://www.gender.go.jp/public/commendation/souri/meibo-r02.html

令和2年度女性のチャレンジ賞受賞者URLはこちら

【URL】 http://www.gender.go.jp/public/commendation/women_challenge/katudoug-r02.html

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