メニュー「共同参画」2020年5月号
共同参画情報部 Information
Information 1 ＜ 文部科学省 ＞ 『2019NWECリーダーセミナーレポート』の刊行について
国立女性教育会館（NWEC／ヌエック）では、令和元年10月に実施した国際研修「アジア地域における男女共同参画推進官・リーダーセミナー」参加者の研修結果をまとめたレポート『ジェンダー視点に基づくSDGs（持続可能な開発目標）の達成』を刊行しました。
毎年、男女平等に関する喫緊の課題をテーマとして実施。令和元年度は日本政府や企業、国際協力NGOが実施しているジェンダーに配慮したSDGsの実践事例を学ぶことに主眼をおき、アジア５か国（カンボジア、インドネシア、韓国、ミャンマー、ベトナム）及び日本におけるSDGs推進のための課題や好事例について分析したレポートを収録しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
【HP】 https://www.nwec.jp/about/publish/2019/ecdat60000003fon.html
Information 2 ＜ 文部科学省 ＞ ベアテ・シロタ・ゴードン資料のデジタル化
国立女性教育会館女性アーカイブセンターでは、昨年度、図書館振興財団より助成金を受け、ベアテ・シロタ・ゴードン資料約500点（幼少期から晩年までの各時代の写真、日本国憲法草案作成に関わる資料、日本での講演のチラシ・パンフレットなど）をデジタル化しました。そして３月末に、女性デジタルアーカイブシステムに新たな資料群として「資料群40 ベアテ・シロタ・ゴードン資料」の公開を開始しました。
※女性デジタルアーカイブシステム
【HP】 https://w-archive.nwec.jp/il/meta_pub/G0000337warchive
また、昨年度開催した「ベアテ・シロタ・ゴードン展 ～日本国憲法に男女平等の思いを込めて～」で作成したパネル10枚の貸出もしており、国立女性教育会館リポジトリからダウンロードも可能です。
※国立女性教育会館リポジトリ
【HP】 https://nwec.repo.nii.ac.jp/
パネル貸出について、詳しくはホームページをご覧ください。
【HP】 https://www.nwec.jp/event/archivecenter/panel.html
＜資料解説＞
ベアテ・シロタ・ゴードン氏（1923～2012）は、1929年に家族とともに来日、1939年にアメリカ・ミルズカレッジに留学するまでの10年間を日本で過ごした。1945年には連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）民生局員として再来日し、日本国憲法草案作成に携わり、第14条「法の下の平等」、第24条「両性の平等の原則」の基となった条文を作成した。その後アメリカに帰国、ジャパンソサエティ、アジアソサエティで芸術ディレクターとして活躍、退職した1993年頃からは、日本各地で日本国憲法に関する講演活動を活発に行った。死後、残された資料は母校ミルズカレッジに寄贈されたが、日本国憲法草案作成、日本での講演活動に関わる資料等の一部が、日本にベアテ氏を招いた女性団体の尽力により国立女性教育会館に寄贈された。