「共同参画」2019年12月号

トピックス1

第38回男女共同参画推進連携会議全体会議開催
内閣府男女共同参画局総務課

男女共同参画推進連携会議は、男女共同参画社会づくりに関し、広く各界各層に所属する議員が情報・意見交換を行いつつ、必要な連携を図り、男女共同参画に関する国民的な取組を推進するため、平成8年9月3日に発足しました。

現在、16名の有識者議員と、全国で活動を展開している様々な団体から推薦された96名の議員で構成されており、政府の施策や国際的な動き等をもとに、男女共同参画社会の実現に向けた取組を積極的に推進しています。

令和元年10月28日(月)に、内閣府で第38回全体会議が開催され、有識者、構成団体、地域版連携会議から83名の参加がありました。

内閣府男女共同参画局長挨拶

会議冒頭に池永肇恵男女共同参画局長より、男女共同参画の推進体制や「重点方針2019」についての説明がありました。

議長、副議長の選出と平成29、30年度活動報告

議員による議長・副議長の互選が行われ、議長に室伏きみ子議員(国立大学法人お茶の水女子大学長)が、副議長に山田秀雄議員(弁護士、山田・尾﨑法律事務所)が就任されました。また、今年度新たに就任された議員の紹介がありました。

その後、議長から平成29、30年度の連携会議の全体的な活動報告があり、さらに現在設置されている2つのチームの活動に関して、それぞれのチームメンバーの有識者議員より報告いただきました。


前期の活動報告の様子

「経済分野における女性の活躍促進」チーム活動報告

松永幸子議員(ハロー代表)より、「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」の広報用リーフレットを改訂したこと、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言について、トップのコミットメントの重要性とコミットメント拡大に向けた取組を行ったこと、女性の起業・事業継続の支援制度の情報収集・共有・発信を行ったことについて報告がありました。

「次世代への働きかけ」チーム 活動報告

大崎麻子議員(特定非営利活動法人Gender Action Platform理事)より、固定的な性別役割分担意識や性差への偏見がまだ少ない次世代に対して、若いうちから男女共同参画の意識を醸成するため、都道府県や連携会議構成団体で発行している若年層向けの男女共同参画推進ツール等の情報収集・共有・発信を行ったこと、若年層からのヒアリングや意見交換を行ったことについて報告がありました。


男性中心型労働慣行等の変革をテーマに議論する議員たち

連携会議及び同会議構成団体との共催による「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」報告

平成30年度は、7団体と共催して全国でイベントを開催しました。主催団体を代表して日本BPW連合会の名取はにわ議員より、イベントの概要と事業実施後の波及効果について報告がありました。

あわせて事務局から令和元年度も、5つのシンポジウム等を行うことが報告されました。

令和元年度のシンポジウムはこちら
【HP】 http://www.gender.go.jp/public/event/2019/index.html

今期の活動方針と意見交換

議長から令和元年度から令和3年度半ばまでの連携会議の活動方針(案)について説明があり、新たなチーム編成や連携会議議員相互のコミュニケーションの充実策等を盛り込んだ活動方針が了承されました。

その後のグループディスカッションにおいては、グループごとにテーマに沿った議論が交わされ、男女共同参画の取組の共有と、今後の連携の可能性について情報交換がされた後、「ひとりひとりが幸せになるためのインクルーシブな仕組みづくり」や「企業内でのアンコンシャスバイアスの可視化と顕在化」など、各議員が男女共同参画推進のために今取り組むべきことをフリップにまとめました。

橋本聖子大臣挨拶

閉会にあたり、橋本聖子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)より、男女共同参画の推進のため、社会全体の、そして全国の力を結集するネットワークである連携会議の役割に期待を寄せる旨ご挨拶があり、閉会後には議員との写真撮影が行われました。


連携会議では、今後も男女共同参画社会の実現に向けた取組を具体的・積極的に推進していきます。


男女共同参画に向けた決意が書かれたフリップを手にする議員と橋本大臣

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