「共同参画」2019年2月号

共同参画情報部 News

News 1 < 国立女性教育会館(NWEC) > 「NWECグローバルセミナー」開催報告

12月7日に「女性の活躍促進にむけた取組み-アイスランドの経験から学ぶ」をテーマとして開催し、100名を超える参加がありました。ブリュンヒルデ・ヘイア・オグ・オマースドッティル氏(アイスランド女性権利協会事務局長)が「ジェンダー平等な未来に向かって-アイスランドの取組みから」と題した基調講演を行い、男性の育児休暇取得の促進や男女同一賃金基準の導入等、アイスランド国内の様々な取組みについて報告しました。

後半のパネルディスカッションでは、「アイスランド専門家との対話-ジェンダー先進国を目指して」をテーマに論議が行われました。高見具広氏(独立行政法人労働政策研究・研修機構経済社会と労働部門研究員)から、企業における女性管理職比率を改善するための提言がなされ、久保公子氏(市川房枝記念会女性と政治センター常務理事)は、日本の女性の政治参画の現状について分析しました。伊藤公雄氏(京都大学名誉教授)からはホワイトリボンキャンペーン・ジャパン等、男性たちによる新たな取組みが紹介されました。

※詳細はホームページをご覧ください。
https://www.nwec.jp/global/seminar/ecdat60000000qvg.html


News 2 < 国立女性教育会館(NWEC) > 「学習オーガナイザー養成研修」開催報告

NWECにおいて、12月12日(水)~12月14日(金)の2泊3日の日程で実施し38名の参加を得ました。初日は「男女共同参画野視点に立った地域づくり」をテーマに体系的な学習プログラムを効果的に実践・展開できる人材である学習オーガナイザーと、そのツールとして会館が開発した「プログラムデザイン」の説明でスタート。続く基調講演では、神田道子氏(東洋大学名誉教授)が男女共同参画の基礎的理解を深めるために」として、固定的性別役割分業に縛られていた女性が徐々に政策や方針に参画する社会へと変化してきた歴史的プロセスをふまえ、男女共同参画基本法の基本理念と特徴について解説しました。このほか、ジェンダー統計・事業実施のノウハウ・事例研究・講義を通じ、男女共同参画を推進するうえでの基点・基軸を形成し、地域のジェンダー課題解決に向けたプログラム試案を作るグループワークを行いました。最終的には「男女共同参画の視点の防災」、「30代女性をターゲットにしたリーダー育成」、「60代女性のための次のステージ作り等のプログラムデザイン」等のプログラムデザインが完成。男女共同参画の視点に立った地域の人材育成事業を実施するために必要な理論と実践を学んだ内容の濃い3日間となりました。

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