「共同参画」2018年11月号

行政施策トピックス2

「第12回キッズデザイン賞」男女共同参画担当大臣賞について
内閣府男女共同参画局総務課

キッズデザイン賞について

特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達につながる生活環境の創出、子どもを産み育てやすい生活環境の実現を目指したデザインの顕彰制度です。2007年(平成19年)から始まったこの賞は今年で12回目を迎えました。乳幼児用品や玩具などの子ども用の製品・空間・サービスはもちろん、あらゆる年齢層が使うもので、子どもへの配慮や子ども目線を持った良質な製品・空間・サービス、そのための調査研究活動などが対象です。受賞作品には「キッズデザインマーク」を使用することが認められ、その成果を広く社会にアピールすることができます。

入賞作品の中から、最優秀賞として「内閣総理大臣賞」1点、各部門優秀賞として「経済産業大臣賞」4点、「少子化対策担当大臣賞」2点、「消費者担当大臣賞」1点、そして「男女共同参画担当大臣賞」1点が授与されます。

第9回(2015年)に設けられた男女共同参画担当大臣賞は今年で4回目になります。「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」の中で、産前産後や子育て期の男女が、子どもを産み育てながら社会参加しやすい環境づくりを促す取り組みの中で、最も優れた製品、空間、サービス及び調査研究活動に贈られます。

今年の受賞デザインの紹介

今年の第12回キッズデザイン賞には、468点の応募があり、298点が受賞作品として「キッズデザインマーク」の使用が認められました。そして、≪子どもたちを生み育てやすいデザイン≫として受賞した75点の中から、三菱電機㈱の製品三菱レンジグリル(オーブンレンジ)RG-HS1が男女共同参画担当大臣賞に選ばれました。

家事参加の意欲がありながら、料理には躊躇してしまう男性の中には、失敗を恐れ自ら心理的なハードルを作ってしまうケースも多いといいます。同製品は、小型でありながらレンジ、オーブン、グリルの3つの機能がストレスなく連携し、料理を身近なものに変え、日々の夕食を作ってみようという気にしてくれます。共働き世帯の家事分担は気持ちの面ばかりが取り上げられがちなところを、この商品はデザインから提案があり、男性の家事・育児参加をプロダクトサイドから支援する良質な取組であることが評価の理由です。

今後、このような視点・発想から生み出された製品やサービス等が広がっていくことにより、男性の家事・育児への参画が促されることが期待されます。

表彰式

9月25日(火)に六本木ヒルズにおいて表彰式が執り行われ、山下雄平内閣府大臣政務官が男女共同参画担当大臣賞、少子化対策担当大臣賞、消費者担当大臣賞のプレゼンターとして登壇されました。表彰式に引き続き、受賞企業・団体によるシンポジウムも行われました。

キッズデザインマーク2018
 ①キッズデザインマーク2018


三菱レンジグリル(オーブンレンジ)RG-HS1
 ②三菱レンジグリル(オーブンレンジ)RG-HS1


③三菱電機株式会社担当者と山下大臣政務官
 ③三菱電機株式会社担当者と山下大臣政務官


内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019
4