「共同参画」2015年 6月号

「共同参画」2015年 6月号

男女共同参画センターだより

川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)
指定管理者(TEPCOパブリックサービス)

川崎市男女共同参画センターは、「男女が社会の対等な構成員として、あらゆる分野における活動に参画する男女共同参画社会の形成に寄与する」ことを目的に、市内唯一の推進拠点施設として平成11年9月に開設しました。平成18年度からは、指定管理者としてTEPCOパブリックサービスが管理運営をしています。

当センターでは、調査研究、相談、情報・提供、学習研修、ネットワーク交流という5つの事業を実施しております。

調査研究事業は、各事業の検証、新たなニーズ発掘や事業開発として位置づけています。受講者追跡調査や、女性の視点からの防災やシニア地域参画などをテーマに専門的な調査に終始しないよう地域の課題解決を兼ねた調査研究も実施しています。相談事業では電話・面接による女性の総合相談を実施しています。また、サポートグループ相談、個別キャリア相談、求人紹介付き個別相談等も関連部署と連携実施しています。

学習研修事業では135講座(平成26年度)を開催し、2,252名(うち男性21%)を超す市民の方に参加頂いています。各講座を3つの学習ステージに分け、「受け手」に留まらず「担い手」となる学習機会をつくっています。

近年力点を置いている具体的な事業として、(1)地域の既存組織との連携を視野に入れた男女共同参画の視点からの防災の推進(女性の視点で考える防災プロジェクト)、(2)男性自身が主体となって男性の生き方を調べ学び発信する実践的活動支援(イキメン研究所)、(3)民間事業者団体とも連携した女性の活躍推進の取組、(4)現役世代と次世代をつなぎ、多様なキャリア選択ができるよう、こどものライフキャリアへの支援の仕組みづくり、などが挙げられます。今後も、市内事業所・団体等、多様な主体と連携・協働しながら、男女共同参画社会の実現に尽力していきたいと思っております。


女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクト


イキメン研究所企画・運営「パパのための子育てサロン」