「共同参画」2015年 1月号

「共同参画」2015年 1月号

共同参画情報部 News

News 1 < 国立女性教育会館(NWEC) > 平成26年度NWEC国際シンポジウム実施報告

平成26年11月21日(金)に「ダイバーシティ推進と女性のリーダーシップ」をテーマとした標記シンポジウムを霞が関ナレッジスクエアにおいて開催しました。

ニュージーランド人権委員会委員で初代雇用機会均等コミッショナーを務められたジュディ・マクレガー氏が基調講演を行い、男女間の賃金格差や高齢者介護に従事する女性たちの労働条件に関する聞き取り調査など、豊富な事例を交えて、同人権委員会の取組を紹介しました。後半のパネル・ディスカッションでは、浅倉むつ子早稲田大学大学院教授や熊谷圭知お茶の水女子大学教授らから、女性の社会参画のために今、求められている政策課題について報告がなされました。会場にはダイバーシティを推進している企業や行政機関、大学からの参加者が熱心にメモをとりながら耳を傾ける姿が会場内に多数見受けられ、シンポジウムは盛会のうちに終了しました。

平成26年度NWEC国際シンポジウムの様子


News 2 < 国立女性教育会館(NWEC) > 平成26年度「課題別研修アジア諸国における人身取引対策協力促進セミナー」実施報告

平成26年10月20日(月)から31日(金)まで、標記セミナーを開催しました。本研修は、国際協力機構(JICA)の委託事業で、フィリピン、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、ラオスの人身取引対策に携わる行政関係者12名が対象です。

国境を越えた広域的課題である人身取引撲滅と被害者保護には、ネットワーク形成が緊要です。研修では関係省庁を中心とした日本政府の人身取引対策の取組を学ぶとともに、参加国相互の人身取引対策について理解を深めました。

人身取引の被害者の多くは女性です。研修では、東京都や静岡県、浜松市において、日本の男女共同参画施策を通じた女性に対する暴力や在住外国人女性と子どもを支援する官民の体制や連携、具体的な支援の取組について学び、被害者保護と自立支援に向けた取組、防止策の重要性、関係機関の機能強化や連携について話し合いました。

最終日の成果発表では関係省庁、国際移住機関や各国の駐日大使館、民間支援団体、有識者を招き、研修を通じて得られた成果や各国の取組について発表しました。

成果発表と意見交換会
成果発表と意見交換会