「共同参画」2014年 10月号

「共同参画」2014年 10月号

共同参画情報部 News

News 1 < 内閣府 > 女子差別撤廃条約実施状況報告を国連に提出

9月5日(金)、女子差別撤廃条約に基づき、同条約の実施のためにとった措置に関する報告(実施状況報告)を、国連の下に置かれた女子差別撤廃委員会に対し、提出しました。

今回の実施状況報告は、平成18年7月から平成25年12月までの約7年6か月における政府の取組等(第3次男女共同参画基本計画の策定、女性の活躍推進の取組、女性に対する暴力への取組、防災・復興における対応など)を報告しています。

本報告については、今後、女子差別撤廃委員会による審議が行われる予定です(時期未定)。

報告書本体についてはこちらをご覧下さい。
(URL:http://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_teppai/index.html

News 2 < 国立女性教育会館(NWEC) > 女子中高生夏の学校2014実施報告

女子中高生に理系進路選択の魅力を伝える機会として、「女子中高生夏の学校2014〜科学・技術・人との出会い〜」(以下「夏の学校」)を8月7日(木)〜9日(土)の2泊3日で開催しました。10回目の開催となる今回は、112名の女子中高生、29名の保護者・教員が参加しました。

女子中高生向けプログラムでは、キャリア講演、16コースに分かれて行う実験・実習、各学会・企業等によるポスター展示、留学生との国際交流などが行われました。

キャリア講演では、夏の学校の卒業生で、夏の学校の学生TA(ティーチング・アシスタント)や企画運営に携わった松村聡子氏(国立那須甲子青少年自然の家)、女子中高生にとって知名度のある企業で働く女性として風間頼子氏(日立製作所中央研究所)の二人が、未来を担う女子中高生に向けて貴重なメッセージを送りました。また、保護者・教員向けプログラムでは、大学、企業等の研究者・技術者との座談会をはじめ、活発な討論が見られ、参加者の理系進路選択への関心の高さがうかがえました。さらに「i future〜理系人生を体験しよう〜」という理系大学に進学した場合の学生生活を疑似体験できるゲームをはじめ、学生TAによる学生企画は大変工夫が凝らされていました。参加した女子中高生からは「今度はTAとして戻ってきたい。」「多くの同世代の理系女子と出会い、よい刺激になった。」「今回できた新しい友達を大切にし、これから勉強をがんばりたい。」等、前向きな意見が多数寄せられました。

キャリア講演(松村聡子氏)
キャリア講演(松村聡子氏)

学生企画「i future」
学生企画「i future」

News 3 < 国立女性教育会館(NWEC) > 「男女共同参画推進フォーラム」実施報告

「ひとりひとりの活躍が社会を作る」というテーマで8月29日(金)〜31日(日)の2泊3日で開催し、1,165名が参加しました。

初日の「女性リーダー会議」は、「女性リーダーが社会をどう変えるか」というテーマで麓幸子氏(日経BPヒット総合研究所長・執行役員)をコーディネーターに、宗片恵美子氏(特定非営利活動法人イコールネット仙台代表理事)、伊藤麻美氏(日本電鍍工業株式会社代表取締役)、清原慶子氏(三鷹市長)をパネリストに迎えました。パネリストのキャリアのあゆみなども盛り込みながら、これからの女性リーダーには、責任を買って出る勇気が必要であることや、NPO、企業、行政をはじめ様々な分野での女性の活躍を推進していく上での現状、課題等について、分野を越えてパネルディスカッション形式で議論を深めました。フロアの参加者からも質問が寄せられ、充実したプログラムとなりました。

2日目は、村木厚子氏(厚生労働事務次官)を講師に特別講演を行いました。「女性の活躍促進と社会の活性化」をテーマに、男女共同参画社会の実現に向けて、また、活力のある社会を創出していく上で、村木氏の経験談も交えながら、女性の活躍促進の重要性についてお話いただきました。

また、3日間にわたり、46件のワークショップと6件のポスター展示を実施しました。なお、今年度は15件の団体が、初めてワークショップを実施しました。各ワークショップでは、日頃の研究成果や実践活動についての報告、会場の参加者との質疑応答、協議などが行われました。

1日目「女性リーダー会議」
1日目「女性リーダー会議」

2日目「特別講演」
2日目「特別講演」