「共同参画」2014年 7月号

「共同参画」2014年 7月号

男女共同参画センターだより

長野県男女共同参画センター“あいとぴあ”
長野県県民文化部

当センターは、昭和59年に婦人問題を総合的に推進する拠点として、岡谷市に全国で5番目となる「長野県婦人総合センター」として設置され、平成13年4月から現在の名称となりました。愛称の“あいとぴあ”は【合】【会】【愛】【Ⅰ】と【ユートピア】(理想社会)の合成語で、一般公募の中から選ばれました。

延床面積3,351m2には504席のホールのほか、研修室、調理実習室、視聴覚・音楽室、図書室、託児室などがあり、施設の管理や貸館事業を指定管理者が行い、男女共同参画を推進するための各種講座、行政職員研修、相談事業、情報提供を県が直営で行っています。

各種講座は毎年7月に開催する「あいとぴあ男女共同参画フォーラム」のほか、女性の起業・創業支援や就業支援を目的としたセミナーや、当センターで行っている相談事業から浮かび上がってきた課題に対応するための講座を行っています。今年度は県内の男女共同参画センターなどや長野県産業労働部、日本政策金融公庫などと連携し、「女性起業家と話そう!月1サロン」を長野市、松本市、上田市、伊那市、岡谷市の県内5ヶ所で順次、毎月開催する予定です。また、次世代支援として「デートDV防止セミナー」や「学校向け男女共同参画基礎講座」を希望する高校等に講師を派遣して行っていますが、毎年、多くの学校から派遣希望をいただいております。

相談事業では、女性相談は電話と面接の一般相談の他、専門相談として法律相談とカウンセリングを行い、昨年度は1,680件の相談がありました。また、男性相談は昨年の7月から月2回の電話相談を開始したところです。当センターは配偶者暴力相談支援センターの機能を持ち、相談の内容も離婚、夫婦関係、DVによるものや心の問題など多岐に渡っています。

“あいとぴあ”はこれからも男女共同参画の拠点施設として、時代の変化や県民ニーズをふまえ、事業を進めていきたいと思います。

「女性起業家と話そう!月1サロン」の様子
「女性起業家と話そう!月1サロン」の様子