「共同参画」2014年 7月号
連載 その1
こんにちは! 復興庁男女共同参画班です(1) 復興庁男女共同参画班の取組を紹介します
復興庁男女共同参画班
復興のあらゆる場への女性の参画
復興庁男女共同参画班では、東日本大震災からの復興の現場で男女共同参画の視点がいっそう取り入れられるよう、さまざまな取組を行っています。
まず、被災地の女性が活躍している事例や女性を支援している取組を収集し、「男女共同参画の視点からの復興〜参考事例集〜」として公表しています。住民、行政、NPOなど、多くの方々が被災地の課題解決のために連携しながら取り組んでいる姿を、わかりやすく紹介するように努めています。
平成24年11月から公表を始め、最新版の第6版(5月23日公表)では総数62事例が揃いました。取組にはいろいろな要素が含まれていますが、主な目的に従って、6つのインデックスに分類しています。第6版の内訳は、「まちづくり」9事例、「仕事づくり」14事例、「健康づくり」6事例、「居場所づくり」23事例、「人材育成」5事例、「情報発信」5事例となっています。
男女共同参画の視点からの復興への取組ってどのようなものがあるのだろう?と思われた際には、ぜひ復興庁のホームページ(http://www.reconstruction.go.jp/)上にある「男女共同参画」のページからご参照ください。これからも各地を廻って参考事例の紹介に努めますので、情報をお持ちの方はご連絡ください。
今後は、インデックス毎に取組のポイントをまとめて、男女共同参画の視点からの復興への道筋を共有できるような配布物の作成も予定しています。
各地に出向いて浸透活動
参考事例集などを使った復興の現場において男女共同参画の観点が一層取り入れられるよう浸透活動にも取り組んでいます。これまで各地の住民のセミナーや自治体職員研修などの様々な機会に、復興のさまざまな場面における男女共同参画の考え方や参考事例を説明にうかがいました。その他に、多くの男女センターにご協力いただき、フェスティバルやフォーラム等の機会に男女共同参画班の活動紹介ポスターの展示やリーフレットの配布を行いました。こうした浸透活動はホームページにおいて「復興庁男女共同参画班の各地における活動紹介」としてまとめています。勉強会や研修等の企画を検討される際には、ぜひご連絡ください。
復興事例を参考に平時からの男女共同参画の取組を考えたいという要望も増えてきました。それぞれの状況を踏まえながら、有意義な研修の機会になるよう取り組んでいきますので、ご活用ください。
男女共同参画班のバナーには「一歩ずつしっかり地に足をつけて、前に進んでいこう」というメッセージを込めました。その想いを胸に、この連載では事例の紹介や活動の報告などをお伝えしていきます。