「共同参画」2014年 5月号

「共同参画」2014年 5月号

取組事例ファイル/団体編

公益財団法人21世紀職業財団

公益財団法人21世紀職業財団マーク


人材多様性経営の支援に取り組みます

公益財団法人21世紀職業財団は、1986年4月、男女雇用機会均等法の施行を機に、法の趣旨を企業・社会に定着させ、働く女性がその能力を十分に発揮できるよう企業の雇用管理の改善を支援することを使命として設立されました。

働く女性が一層活躍することが企業を発展させ、我が国の経済を活性化することになるとの認識が広がりつつあり、女性の育成を急ぎ、意思決定の場に登用することが始まっています。また、育児や家族の介護をしながら働く人など、多様な人材が働き続けられるように配慮した職場づくりも進められています。

こうした時代の要請に応え、当財団では人材多様性経営(ダイバーシティ・マネジメント)の支援を事業の基本理念として取り組んでいます。

働く女性の活躍を支援

働く女性の能力発揮や活躍支援に向けた取組として、2007年度から会員制プログラム「女性活躍サポート・フォーラム」を実施しています。女性の活躍を推進することに熱意を持つ企業の皆様に向け、当財団がこれまで培ってきたノウハウを結集して支援を行っています。今年度は80社以上が参加し、人事担当者向けの講演会や勉強会、女性管理職や候補者向けのロールモデル講演会や勉強会を、年間20回以上開催する予定です。

2009年度からは「明日のビジネスを担う女性たちの全国交流会」と題し、企業で活躍中の女性役員数名の参加を得て、パネルディスカッションと懇親会を開催しています。先駆者たちからのアドバイスを得られる機会、人脈づくりのきっかけとして、キャリアアップを目指す多くの女性たちにご参加いただき、好評を得ています。今年度は東京・大阪・三重・北九州での開催を予定しております。

各種セミナーを実施

当財団では様々な公開セミナーを主催しています。今年度は、管理職やその候補となる女性を対象に、リーダーシップやコミュニケーション等について学ぶ「女性のためのリーダーシップセミナー」や、将来のキャリア目標とアクションプランを考える「女性のためのキャリア・アップセミナー」等を実施予定です。

公開セミナーの他、「オーダーメイドセミナー」として、企業(団体)の現状やご希望に沿った個別のプログラムをご提案。これまでに、経営陣・管理職を対象に女性の活躍推進の必要性を学び、女性社員に対する意識を変える「女性活躍推進のための役員(管理職)セミナー」や「メンター育成セミナー」、産休・育休者や短時間労働者、こうした社員を部下にもつ管理職を対象にしたワーク・ライフ・バランス支援セミナーなどの実績があります。

交流会・パネルディスカッションの様子
交流会・パネルディスカッションの様子


交流会・懇親会風景
交流会・懇親会風景


その他、ダイバーシティ・マネジメントの推進や、ハラスメントのない職場作りに向けた取組など、全国の企業及び働く方々のニーズにお応えし、お役に立てるよう、様々な事業を積極的に展開しております。

公益財団法人21世紀職業財団  代表者:会長 岩田 喜美枝

1986年 労働大臣から公益法人「財団法人女性職業財団」設立許可

1993年 労働大臣の認可を受け「財団法人21世紀職業財団」へ改称

2013年 公益財団法人21世紀職業財団へ移行

※詳しい内容はホームページをご覧ください。http://www.jiwe.or.jp