「共同参画」2013年11月号

「共同参画」2013年11月号

男女共同参画センターだより

広島市男女共同参画推進センター
(愛称:ゆいぽーと)
男女共同参画社会をめざす女性教育を考える会広島グループ

当センターは、1982年に広島市婦人教育会館として開館し、その後広島市女性教育センターと改名、2012年4月1日に男女共同参画社会を実現するための拠点施設としてリニューアルオープンしました。愛称は公募で決定しました。「ゆいぽーと」とは、「ゆい(結)ぽーと(港)」「人とつながる活動の拠点」を意味し、市民と一緒に「ひらめき、かがやき、ときめき、思いっきり」を大切に、活動を広げています。

1〜5階フロア(延床面積2569㎡)に、ICT学習室、資料室、子ども室、チャレンジショップ・ギャラリー会場、貸会議室12室(研修室、会議室、生活実習室、音楽練習室、アトリエ、和室)の室利用、男女共同参画フォーラムや講座、女性就労支援、電話相談、面接相談、国際交流等の事業開催により、平成24年度の利用者は23万人余、登録団体は192団体となりました。

館内の事業はもちろんですが、館外事業にも取り組み、地域連携事業を展開しており、平成24年度「若者世代のキャリアプラン」、平成25年度「企業と働く女性の環境」の調査研究を行っています。

また、福島と広島をつなごうという思いから、「プラチナ世代とつなぐ子どもたちの自然体験」の農業体験プログラムを企画し、休耕田を耕し農業をとおして自然体験を親子で行う企画を8月から実施中です。

広島市に住む小学生も自然の中で遊ぶ機会が少なく、福島県の子どもたちは震災被害以降とくに外遊びができない状況です。自然とのふれあいが閉ざされている子どもたちを、プラチナ世代(概ね55歳以上の世代)が支援し、畑を中心に交流していくことにより、物を育てる過程から大切なものを体感し、感性豊かな人に育ってほしいという願いあふれる企画です。

地域連携先は、NPO法人、農家、大学で、男性や女性の知恵と力を集め、男女共同参画の拠点が、畑にもできています。若い世代とプラチナ世代をつなぐ事業として今後も続けていきたいと思います。

親子農業体験「ジャガイモ植え付け」風景
親子農業体験「ジャガイモ植え付け」風景