「共同参画」2012年 12月号

「共同参画」2012年 12月号

男女共同参画センターだより

愛媛県男女共同参画センター
財団法人えひめ女性財団

愛媛県男女共同参画センターは、愛媛県の男女共同参画社会づくりの活動拠点として昭和62年11月に開館し、今年で26年目です。現在、施設の管理運営は、指定管理者として財団法人えひめ女性財団(平成3年設立)が行っています。

えひめ女性財団は、センターの管理運営のほか、男女共同参画に関する意識啓発、調査研究、ネットワークづくり等の事業を実施しています。意識啓発事業の中でもエンパワーメントカレッジは、センターの開館以来、継続して実施している事業です。当初は、カルチャーを交えた内容が主でしたが、女性学やジェンダー等の用語の普及や世界女性会議「北京宣言」によるエンパワーメントへの機運の高まり等により、参画実践のためのノウハウ等が加わりました。今では、様々な分野を男女共同参画の視点でとらえ、目的やライフステージ等により対象を絞った7講座を実施しており、受講生はこれまで延べ1万5千人を数えます。修了生に対するフォローアップ事業(リーダー養成セミナーフォローアップ講座)も実施し、実践に向けた更なる啓発を行っています。また、センターで行う講座に参加が困難な地域住民の要望に応えるため、県下3市町で「地域エンパワーメントカレッジ」を実施する等、地域バランスを考えた事業の実施に努めています。

センターの役割の一つとして、女性に関する総合相談窓口を設置していますが、専門的な相談に対応するため、弁護士による法律相談、臨床心理士による心理相談を行っています。また、配偶者暴力相談支援センターの指定を受けており、DV被害者に対する支援も行っています。

今後もえひめ女性財団は、活動拠点である男女共同参画センターを十分に活用し、県内での先駆的事業の実施、各自治体や団体・グループとの連携強化、人材の発掘と活用による地域ネットワークづくり等を図り、県民に対する更なる意識啓発を継続して参ります。


えひめ男女共同参画フェスティバル2011基調講演