「共同参画」2012年 4・5月号

「共同参画」2012年 4・5月号

行政施策トピックス4

男女共同参画会議・男女共同参画推進連携会議
内閣府男女共同参画局総務課

男女共同参画会議について

平成24年3月14日(水)、総理大臣官邸にて第40回男女共同参画会議が開催されました。

会議冒頭、野田総理から、「我が国には、女性が活躍する『大きな伸びしろ』がある。1月の施政方針演説でも、『女性は日本の潜在力の最たるもの』であると強調した」旨の挨拶がありました。

まず、基本問題・影響調査専門調査会から報告がありました。「女性が活躍できる経済社会の構築」について、山田議員から説明があり、続いて、「女性の参画拡大のためのポジティブ・アクションの推進」について、鹿嶋議員から説明がありました。

次に、各府省の「女性職員の採用・登用拡大計画」等について、園田内閣府大臣政務官から説明があり、中川内閣府特命担当大臣(男女共同参画)から、各府省に対し、より積極的な女性職員の登用と男性職員の育児休業の取得が要請されました。

これらの説明を受けて各議員から活発に意見が述べられた後、専門調査会の報告や当日の議論等を踏まえ、後藤内閣府副大臣から「今後の取組事項について」が説明され、参画会議として決定されました。

最後に、議長である藤村官房長官から、「女性が活躍できる社会の構築に向けて、関係閣僚においては取組をしっかり進めていただきたい。特に、各府省の女性職員の採用・登用の拡大や、国の審議会等における女性の参画については、『隗より始めよ』の精神で積極的に取り組んでいただきたい。」旨の挨拶がありました。

男女共同参画推進連携会議について

男女共同参画推進体制の柱の一つである男女共同参画推進連携会議の第30回全体会議が、平成24年3月19日(月)、総理大臣官邸にて開催されました。

会議冒頭、藤村官房長官から、「日本経済の再生、東日本大震災の復旧・復興等のあらゆる場で女性の参画を促進するなど関係施策の推進にしっかり取り組んでいきたい。また、『社会保障と税の一体改革』においても、子育て支援の強化を盛り込み、男女が子育てと仕事を両立できる社会の実現を目指している。」、中川内閣府特命担当大臣(男女共同参画)から、「人口の減少、高齢化、日本経済の再生等、社会の急速な変化の中で、女性がしっかり活躍でき、自分の持っている力を発揮できる環境をつくることが、日本にとっての基本だ。復興を含めて、元気な日本を取り戻すために、そのような環境をつくり出していきたい。」旨の挨拶がありました。

まず、議長に恵泉女学園大学大学院平和学研究科教授 大日向 雅美氏が、副議長にお茶の水女子大学学長 羽入 佐和子氏が議員互選によりご就任されました。

次に、平成23年度の活動として、「女性の経済活動」「ポジティブ・アクション」「女性に対する暴力をなくすための啓発」の3つの小委員会活動についてそれぞれの委員長より報告され、また、共催事業「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」について議員より報告されました。

さらに、平成24年度における連携会議の活動方針として、(1)国際的に連携した女性のエンパワーメント促進(APEC WES、WEPs)、(2)ワーク・ライフ・バランスの取組推進の2つのチームを設けて活動することが決定されました。