「共同参画」2012年 2月号

「共同参画」2012年 2月号

男女共同参画センターだより

福岡県男女共同参画センター
あすばる

福岡県男女共同参画センター「あすばる」は、男女共同参画社会の実現を目指す拠点施設として平成8年に開館し、今年度、15周年を迎えました。「情報収集提供」、「調査研究」、「相談支援」、「研修養成」、「参加交流」の5つの機能を発揮し様々な事業を展開しています。

行政職員や審議会委員、起業を考えている女性、若い世代など幅広い対象に向けた各種講座をはじめ、約3万5千冊超の蔵書数を有するライブラリーや情報誌、ホームページ等による情報発信などを行っています。また、女性が抱える様々な悩みについて、女性相談員や女性弁護士などの専門家が相談をお受けし、年間3,000件近くの相談があります。

毎年11月に幅広い県民の皆さんの参画による「あすばる男女共同参画フォーラム」を開催していますが、今年度は、「デフレの正体」でも知られる藻谷浩介さんを講師にお招きし、経済的な側面から男女共同参画についてお話いただきました。また、39の団体による自主企画をはじめ、開館15周年記念事業として、企業トップや弁護士など多種多様な分野から参加いただいた23名の社会人と学生の皆さんによるワールドカフェを開催したほか、5年間にわたり県内市町村の地元の皆さんとともに取り組んできた「地域づくり事業」の集大成としての報告会などを実施し、延べ6,600人を超える方々にご来場いただきました。

また、女性の社会進出を応援するため、その目標となるような女性ロールモデル100名以上をホームページでご紹介しています。その方々から直に話が聞け、意見交換もできる「あすばるキャリア塾」も好評です。

今後も職員一丸となって女性のさらなる社会進出を推進し、女性が多様な分野で能力を発揮する、活力ある社会の実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。

「あすばる」とは「明日」と「集まって一つになる」を意味する古語の「すばる」を組み合わせたものです。

23名の社会人と学生の皆さんによるワールドカフェの様子
23名の社会人と学生の皆さんによるワールドカフェの様子