「共同参画」2011年 12月号

「共同参画」2011年 12月号

行政施策トピックス

日本のジェンダー・ギャップ指数及びジェンダー不平等指数
内閣府男女共同参画局総務課

1.ジェンダー・ギャップ指数

世界経済フォーラムは平成23年11月、「The Global Gender Gap Report 2011」において、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表し、日本は135カ国中98位でした(前年は134カ国中94位)。本指数は、経済分野、教育分野、保健分野及び政治分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を意味しています。日本は、特に政治分野及び経済分野における男女の格差が大きいため、このような低い順位になっています。

ジェンダー・ギャップ指数

2.ジェンダー不平等指数

国連開発計画(UNDP)は平成23年11月、「人間開発報告書2011」において、昨年に続き、ジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index:GII)を発表しました。本指数は、保健分野、エンパワーメント、労働市場の3つの側面から構成されており、国家の人間開発の達成が男女の不平等によってどの程度妨げられているかを明らかにするもので、日本は146カ国中14位でした(前年は138カ国中12位。順位が高いほど、人間開発が阻害される要因が少ない)。保健分野等日本が優れた分野が含まれている結果と考えられますが、男女共同参画において取組む課題は多いと考えられます。

ジェンダー不平等指数