「共同参画」2011年 6月号
男女共同参画センターだより
大阪市立男女共同参画センター中央館企画課長代理
沢田 薫
大阪市の男女共同参画センターは、愛称が「クレオ大阪」。クレオはラテン語の「創造」という意味で、私たちセンター職員は、“Chance Challenge de Creo”を合言葉に、「チャンスを見つける、チャレンジを始める」につながる出会いや学びを創造する事業を展開しています。市内に5館あるクレオ大阪で、センター機能を持つ中央館は今年10周年。年間40万人を超える利用をいただいています。
4月には、シンポジウム「震災2011~大阪の私たちにできること」を開催し、何か貢献をしたいという市民のほか、男女共同参画センター・自治体職員・NPO・生協・企業等から65名が参加。被災地センターの取り組みにみる「災害と女性」の視点や、被災者支援の状況、遠隔地での支援のあり方などについて熱気のあふれる意見交換を行いました。こうしたセンターでの出会いにより、新たな支援の形や連携を創っていこうとしています。このネットワークを生かして、7月には東北の復興を応援するマルシェを開催する予定です。
これからの10年は、さらに多くの市民にセンターを活用いただき、女性にも男性にも住みやすい大阪、元気な大阪にしていきたいと思います。
男女共同参画週間には、ISOについて考える講演会を開催します。ISO26000は「人権の尊重」の視点が明記され、男女の平等な取り扱いを推進することが組織の社会的責任の重要な構成要素であることが強調されています。
これからの男女共同参画社会の実現に向けて重要なキーワードをご一緒に考えましょう!
震災2011~大阪の私たちにできること