「共同参画」2010年 10月号

「共同参画」2010年 10月号

リレートーク

Relay Talk 1 小泉孝之社会保険労務士事務所 所長・特定社会保険労務士 藤枝市男女共同参画会議 委員 小泉 孝之

  • 小泉孝之社会保険労務士事務所 所長・特定社会保険労務士 藤枝市男女共同参画会議 委員 小泉 孝之
  • 私の住む藤枝市では、「男女共同参画の推進に理解と意欲があり、仕事と家庭の両立に配慮しながら、男女がともに働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいる事業所」を認定し、広く紹介する制度が始まります。

    そのヒアリング調査の審査項目作成に、私も携わらせて頂きました。法改正を反映させた「育児・介護休業関係の制度整備と取得に向けた取組」や、間接差別の禁止も含む「性別にとらわれず、従業員の能力発揮や活躍を促進するための取組」等の点を工夫しました。

    認定された事業所は、市のHPや広報誌、更には啓発情報誌「らんらん」にも取組と広告が掲載されます。これらは定期的に市内全戸へ配布されることから、市民にとっても身近な話題として浸透し、事業所における男女共同参画の普及および推進に、より一層繋がることを期待しております。

Relay Talk 2 奈良県女性センター 所長 山崎 早苗

  • 奈良県女性センター 所長 山崎 早苗
  • 当センターは、昭和61年4月の開設以来、啓発、相談、人材養成、交流支援などの事業に取り組み、男女共同参画推進の拠点施設として24年目を迎えています。

    奈良県は、女性の就業率が全国で最も低く、一方、専業主婦率は最も高く、女性の家事時間が全国一長いという特徴があります。このため、今年度は就業支援を拡充し、ブランクの長い女性への再就職支援を新たに始めています。また、当センターは、古都奈良の玄関、興福寺西側の商店街に立地しており、1階には、関係団体や行政が一体となって障害者雇用のモデル事業を展開する、障害者アンテナショップが9月にオープンしたところです。

    男女がともに対等なパートナーとして、それぞれの個性と能力が十分に発揮できる社会の実現を目指して、今後とも、市町村や女性団体等との連携を進めながら、積極的な事業展開に努めます。