「共同参画」2010年 6月号
巻頭言 共同参画に寄せて
互いの強みを活かし、弱みを補完し合いながら男性と女性が一緒に働き続けられる社会が理想。子どもが小さな時期は、働きたくないという女性も、子どもが中学生以上になると9割以上が働くことを希望している。一方、現状をみると働いていない女性が多く、希望との間にギャップが見られるという調査結果があります。経済界にいたとき、経営職としてポジティブ・アクションを実行し女性をもっと職場の中に、と努力しましたが、実際にはなかなか思うようにならなかったのが現実でした。
横浜市は、女性の年齢別労働力率を示す、いわゆるM字カーブの底が全国と比較してまだ深く、対策が必要です。現在、「男女がともに安心して働きやすく、子どもを生み育てられるまち」を実現するために、保育所待機児童の解消、地域における子育て支援の充実、ワーク・ライフ・バランスの推進、女性の自立に向けたチャレンジ支援など、特に「子育て支援」は緊急的に取り組んでいます。常に大切なこと、それは、実際の市民生活に、もっと肌感覚で共感し政策を実現することです。そして女性にあらゆる場面に参画していただき、大いに声を上げていただきたい。そう思っています。
横浜市長
林 文子
主な予定
6月 | 男女雇用機会均等月間(主唱:厚生労働省) |
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6月 | 第3次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(答申) |
6月中旬 | 男女共同参画白書公表 |
6月20日 | 男女共同参画宣言都市奨励事業(大分県豊後大野市) |
6月22日 |
女共同参画社会づくりに向けての全国会議 男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰 女性チャレンジ賞・支援賞・特別部門賞表彰 男女共同参画週間キャッチフレーズ最優秀賞表彰 |
6月23日~29日 | 男女共同参画週間(主唱:男女共同参画推進本部) |
8月7日 | 男女共同参画宣言都市奨励事業(福井県永平寺町) |