「共同参画」2010年 4・5月号

「共同参画」2010年 4・5月号

リレートーク

Relay Talk 1 さんかく21・安城 副会長 久恒 美香

  • さんかく21・安城 副会長 久恒 美香
  • きっかけは、安城市での「エンパワーメント講座」でした。それまで、「男女共同参画」という言葉さえ知らなかった私が、新聞の「イクメン」や「弁当男子」の記事を読み、テレビCMのメディアリテラシーを意識するようになり、まわりの人とワーク・ライフ・バランスについて話すようになりました。

    「さんかく21・安城」の活動では、いきいきと活躍するすばらしい人々との出会いや多くの学びがありました。夫と南アフリカ共和国に滞在中には、自分らしさを認め支えあって生活することで、夫婦の絆が強まったと確信しています。

    今度は家族五人でタイに滞在することになりました。コミュニケーションをする機会が増え、家族や夫婦のあり方をじっくり考えるよいチャンスになると考えています。また、日本を客観的に見つめ直し、帰国した時にはさらに活動の場を広げたいと思います。

Relay Talk 2 三重県男女共同参画センター所長 柏木 はるみ

  • 三重県男女共同参画センター所長 柏木 はるみ
  • 1988(昭和63)年に県が募集していた「婦人問題アドバイザー養成講座」受講生募集の新聞記事が目に止まった。この講座を受講すれば私自身が感じてきた生きにくさの原因が分かるに違いないと飛びつくように応募した。

    講座の最終日、「私たち女性の生き方を考える会を作りましょう」と呼びかけた。市民活動を続ける一方で三重県女性センター(現三重県男女共同参画センター)の相談員を8年間させてもらった時も、一念発起して市議会議員として議場で発言する機会を頂いた時も、昨年4月から当センターの公募所長として職責を遂行する立場になってからも私の立脚地は市民活動にある。

    「固」から「個」へ、「戸」から「個」への意識と制度変革。アクションラーニングとセクター間の連携、協働により、男女が共に心豊かに生きていくことができる社会に繋がっていくことを県民の皆さんと一緒に実現していきたいと思っている。