「共同参画」2010年 3月号

「共同参画」2010年 3月号

共同参画情報部 News

NEWS 1 <内閣府> 「男女共同参画推進セミナーⅢ」

独立行政法人国際協力機構(JICA)では、開発途上国の男女共同参画推進に関するナショナル・マシナリーの関係施策計画立案能力の向上及びネットワークの形成を目標に、平成9年度から毎年、開発途上国の行政官を対象に「男女共同参画推進セミナー」を実施しており、内閣府男女共同参画局も男女共同参画推進に関する日本のナショナル・マシナリーとして本研修に協力しています。

今年度は、カンボジア、ラオス、ナイジェリア、セーシェル、ネパール、フィジー及びイエメンから11名の研修生が参加し、11月15日から12月16日までの間、関係省庁における男女共同参画推進のための取組、ジェンダー予算、ジェンダー統計等について学びました。また、新潟県を訪問し男女共同参画推進に関する地方の現状や取組についても学び、関係者と意見交換等を行いました。

研修期間中の12月2日には、福島内閣府特命担当大臣(男女共同参画)を表敬訪問し、大臣から「今回の研修で得られた成果を、帰国後、それぞれの国で役立てていただくことを期待しています。」との激励を受けました。

研修の最後には、研修生から、研修で習得した知識やスキルを自国での活用等に生かしたいとの発表があり、本研修の成果が各国の男女共同参画施策の一層の推進に寄与することが期待されます。

NEWS 2 <内閣府>男女共同参画推進連携会議・(社)日本看護協会・
日本経済新聞社との共催でフォーラムを開催

2月11日、「看護職のワーク・ライフ・バランス推進フォーラム」が開催されました。

まず、立教大学大学院特任教授の山極清子氏から、「経営パフォーマンスを高めるワーク・ライフ・バランス~仕事と生活との相乗効果~」と題した基調講演が行われました。

その後、「どう取り組む 看護職のワーク・ライフ・バランス実現」をテーマに、日本経済新聞社論説委員の岩田三代氏のコーディネートのもと、山極氏に加え、岡山旭東病院長の土井章弘氏、福井県済生会病院副院長の大久保清子氏、日本看護協会常任理事の小川忍氏、内閣府仕事と生活の調和推進室参事官の本多則惠氏をパネリストに意見交換が行われました。

会場の日経ホールには、400名を超える男女が参加し、講師の話に熱心に聞き入る参加者が目立ちました。また「ワーク・ライフ・バランスは実現できるという強いメッセージを頂いた」という感想が多く寄せられました。

男女共同参画推進連携会議・(社)日本看護協会・

NEWS 3 <内閣府>
男女共同参画推進連携会議・(社)日本助産師会との共催でフォーラムを開催

2月13日、「『パパ・ママの楽しい子育て じぃじ・ばぁばのイキイキ孫育て』フォーラム」が開催されました。

まず、おもちゃ作家の田中周子氏から、「今 祖父母が伝えられるものは?生活の中に 心の中に」と題した基調講演が行われました。

その後、「世代を超えて伝えていきたいもの 孫育て講座の実践から」をテーマに、日本助産師会専務理事の岡本喜代子氏の進行のもと、田中氏に加え、(株)サン・アート コドモミライ事業部 育児サイト「ユウchan」等の編集長の棒田明子氏、日本助産師会理事の安倍本子氏をパネリストに意見交換が行われました。

祖父母世代の参加者が多く、「(孫育てにより)新しい発見があることを楽しみたい」という意見や、パネリストの「嫁姑ではなく、新しい一人の女性と出会ったと考えては」という言葉に、「人間関係を良好に保つためのコツを聞けた」という意見もあり、子育てをみんなで楽しもうという温かな雰囲気に包まれました。

男女共同参画推進連携会議・(社)日本助産師会との共催でフォーラムを開催

NEWS 4 <内閣府>
男女共同参画フォーラム(広島県)開催

2月13日、広島県との共催で、「全国男女共同参画フォーラムin広島『伝えよう?笑顔と心~自分が変わる 明日が変わる~』」を開催しました。

まず、内閣府が男女共同参画の現状等について報告した後、中国新聞社文化部記者の平井敦子氏のコーディネートのもと、「日本で唯一の『パパ料理研究家』」の滝村雅晴氏、「『子連れ出勤』のモーハウス」代表の光畑由佳氏をゲストに招き、スペシャル対談を行いました。

また、同日午後には、3つの分科会を開催し、第1分科会では、滝村氏を講師に「ゼロから始めるパパ料理教室」、第2分科会では、光畑氏を講師に「働くママが日本を救う! 私&わが社のワーク・ライフ・ミックス」、第3分科会では、広島大学大学院総合科学研究科准教授のフンク・カロリン氏を講師に「家庭から始める省資源、省エネルギーの取組」をテーマに実施しました。

自ら変化を起こし、チャレンジし続ける両ゲストの対談や熱気あふれる参加型の各分科会を通して、「自分」が変わるためのヒントに満ちたフォーラムとなりました。

男女共同参画フォーラム(広島県)開催

NEWS 5 <内閣府>男女共同参画宣言都市奨励事業
(愛知県江南市)を開催

2月20日、愛知県江南市において、内閣府との共催で江南市男女共同参画宣言都市記念式典が開催されました。

オープニングの江南市立保育園5園の園児による阿波おどりで幕を開けた記念式典では、「男女が互いの人権を尊重し思いやりと感謝の心があふれるまちをつくります」等と掲げた江南市男女共同参画都市宣言文を、今年新成人となった4人による先導のもと、会場の参加者が読み上げました。

続いて、内閣府から男女共同参画の現状や政府の取組等について報告があった後、男女共同参画をテーマに募集された一行詩・写真の入賞者表彰が行われました。

さらに、弁護士の住田裕子氏により、「一人ひとりが輝こう…私の個性も あなたの個性も」と題した記念講演が行われ、女性の社会進出に関する体験談や現状について語られました。また、男女共同参画の精神は、社会や人との絆づくりであり、感性の力を大事にし、相手の立場を思いやり、一緒に新しいものを作っていくことであるとのお話がありました。

男女共同参画宣言都市奨励事業(愛知県江南市)を開催