「共同参画」2010年 1月号

「共同参画」2010年 1月号

共同参画情報部 News

NEWS 1 <厚生労働省> 平成22年度「均等・両立推進企業表彰」候補企業募集中

厚生労働省では、ポジティブ・アクションを推進している企業、仕事と家庭の両立支援に取り組んでいる企業を表彰しており、現在、平成22年度各賞候補を公募しています。企業の皆さまの積極的なご応募をお待ちしています。

1 表彰の種類

◇厚生労働大臣最優良賞

◇均等推進企業部門(厚生労働大臣優良賞、都道府県労働局長優良賞、都道府県労働局長奨励賞)

◇ファミリー・フレンドリー企業部門(厚生労働大臣優良賞、都道府県労働局長優良賞、都道府県労働局長奨励賞)

2 応募用紙・実施要領:都道府県労働局雇用均等室で配布するほか厚生労働省ホームページに掲載しています。

3 応募方法:都道府県労働局雇用均等室あて郵送またはFAXで応募。電子申請による応募も可。

4 応募期間:平成22年1月1日~3月31日(当日消印有効)

5 問合せ先:都道府県労働局雇用均等室

※詳しくは…http://www.mhlw.go.jp/general/seido/ko you/kintou/koubo.html

NEWS 2 <内閣府> 男女共同参画推進連携会議・群馬大学との共催で家族心理シンポジウムを開催

11月21日、家族心理シンポジウムが開催されました。

まず、東京大学大学院特任教授の亀口氏から「家族ライフサイクルと子育て支援」と題した基調講演が行われました。

その後、群馬大学大学院教授の懸川氏のコーディネートのもと、亀口氏に加え、東京家政大学教授の相馬氏、LLPファミリーサポート桜代表の小松氏をパネリストにディスカッションが行われました。ディスカッションでは、心理学、カウンセリングの視点を取り入れて、家族のライフサイクルに応じた子育てサポートのあり方について議論されました。

100名を超える参加者より、「パネリストによる多方面の事柄を聞くことができてよかった。」「家族療法の考え方、実践への適用の仕方等、即戦力になる話が参考になった。今後も是非セミナーに参加したい。」「自らも子供がおり、シンポジウムで得たものを身に付け、子育てと仕事の両立に生かしていきたい。」等の感想が寄せられました。

「平成21年度女性のエンパワーメント国際フォーラム」実施報告

NEWS 3 <内閣府> 男女共同参画推進連携会議の開催について

12月7日、首相官邸において、第27回男女共同参画推進連携会議全体会議が開催されました。

今回は、8月の議員改選後初めて開催されたものであり、冒頭で、議長・副議長が互選されました。

その後、男女共同参画関連施策に係わる最近の動きを内閣府から説明し、続けて、「国・地方連携会議ネットワークによる男女共同参画・子育て支援推進事業」を内閣府と共催した団体の議員が、その報告を行いました。

会議の後半では、福島大臣・泉大臣政務官の出席のもとで、男女共同参画の取組について、各団体から発言があり、活発な情報交換・意見交換がなされました。

福島大臣は「男女共同参画と少子化とワーク・ライフ・バランスの3つが緊密な関係にあり、今の日本のさまざまな問題点を解決するには、男女共同参画を進めることがやはり大きな鍵ではないかと心から思っています。連携会議はいわば国民的取組の中核としての役割を担っている場であり、それぞれの分野において活躍されている議員の皆様には、幅広い視点から大いに議論し、取組を推進されますよう、期待しています。」と挨拶がありました。

 詳細はウェブサイトのこちらのページをご覧下さい。

http://www.gender.go.jp/

NEWS 4 <内閣府> 男女共同参画推進連携会議・愛媛大学との共催で 男女共同参画推進セミナーを開催

12月7日、「仕事と生活-その調和的バランスを考える」と題した男女共同参画推進セミナーが開催されました。

まず、京都大学大学院教授の伊藤氏から「男女共同参画時代のライフデザイン」を演題に基調講演が行われました。

その後、「ワーク・ライフ・バランス社会の実現に向けて -『働くこと』と『子育て』-」をテーマに、伊藤氏に加え、松山東雲短期大学教授の桐木氏、愛媛大学教授の土屋氏・宮崎氏をパネリストにディスカッションが行われました。会場の参加者からも、医学部に設置された保育所の効果や、4人の子どもを育てている職員の、仕事との両立に関する経験談等の紹介がありました。

また、聴衆応答システムのリモコン「クリッカー」を用いて、「男女共同参画を推進することにより職場は働きやすくなるか?」「ワーク・ライフ・バランスの実現を最も妨げているのは?」等の質問を参加者へ投げかけることにより、参加者の男女共同参画に対する意識をリアルタイムで確認でき、一体感のあるセミナーになりました。

男女共同参画懇談会

NEWS 5 <内閣府>男女共同参画推進連携会議・(社)国際女性教育振興会・同福島県支部との共催でセミナーを開催

12月19日、「カエル! ふくしま ワーク・ライフ・バランス実現のために~EU圏での外国女性の働き方を参考にして~」と題したセミナーが開催されました。

冒頭に、主催者の(社)国際女性教育振興会会長の鍵山祐子氏からの挨拶の後、フィリピン・ナショナル銀行第1上級副頭取のイサベリタ・マナラスタス-渡辺氏による「外国人女性から見た日本・アジア・ヨーロッパの諸問題」、上智大学総合人間科学部教育学科教授の渡辺文夫氏による「日本人から見たアジア・ヨーロッパの諸問題」と題した講演がそれぞれ行われました。

その後、同振興会研修担当副会長の錦織淑子氏が、「広い世界における講師の体験やお互いを尊重しあうコミュニケーションは、ワーク・ライフ・バランスの根幹であり、私たちの生き方に大きな指針となる」と講評しました。

会場からは、フィリピンの農村女性の経済的格差の活発な質問等があり、吹雪にもかかわらず、参加された方々は、講演内容に共感した様子でした。

富士市男女共同参画宣言都市記念式典

NEWS 6 <内閣府>男女共同参画推進連携会議・NPO法人日本BPW連合会との共催でシンポジウムを和歌山市で開催

12月19日、「落語で聴こう「ワーク・ライフ・バランス」」&シンポジウム「『私らしく生きる』ために」が開催されました。

第1部では、弁護士の渥美雅子氏が高座名「渥美右桜左桜」で創作講談「万葉のナイス・パパ 山上憶良」を、落語家の桂幸丸師匠が創作落語「幸丸流 ワーク・ライフ・バランス 野口英世の母 野口シカ物語」を熱演、好評を博しました。

第2部では、日本BPW連合会理事長の松原敏美氏のコーディネートにより、渥美雅子氏に加え、和歌山県商工労働部労働政策課主査の下村修氏、元内閣府男女共同参画局長の名取はにわ氏、東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長の渥美由喜氏によるパネルディスカッションが行われました。

「今こそ、男性のチャレンジを!」「ねばならない『have to』から自ら…したい『want』へ」「仕事を持つ女性の70%が出産退職する現状は『日本経済にとってモッタイナイ』」等のパネリストからの発言に、100名を超える会場からは拍手がわき上がりました。

富士市男女共同参画宣言都市記念式典