「共同参画」2009年 12月号

「共同参画」2009年 12月号

取組事例ファイル/自治体編

静岡市 豊かで活力ある男女平等社会へ

平成21年4月から6年間を計画期間とする第2次静岡市男女共同参画行動計画がスタートしました。下記4つを重点施策としています。

1仕事と生活の調和の推進

2政策・方針決定への女性の参画推進

3女性に対する暴力の根絶に向けた取組

4市民との協働による男女共同参画の推進体制

ワーク・ライフ・バランス推進

静岡市議会では、平成20年7月3日に「仕事と生活の調和(WLB(ワーク・ライフ・バランス))まちづくり宣言」を行いました。これは、一人ひとりの市民が、健康でいきいきと働き、出産・育児や介護などの家庭生活を充実させ、自らの能力開発を図り、地域活動にも参加できる生産性と独創性とゆとりが共存した「WLB社会」の実現を目指していく意義は大きいとして、市議会が先頭に立ち、行政や企業・団体・市民などとともに一体となって取り組むことを宣言したものです。

WLBの推進は第2次計画の重点施策の一つであることから、今年度は経済局、保健福祉子ども局と合同で市民対象と企業対象の計2回のシンポジウムを開催いたします。また実現に向けた活動を促進し、その活動を周知するため、積極的にWLBに関する取組を推進している事業所を表彰する静岡市WLB推進事業所表彰制度を創設しました。第2回シンポジウムで受賞事業所の表彰式を行うほか取組事例を広報誌等で広く周知する予定です。

DV(ドメスティック・バイオレンス)の根絶に向けて

女性に対する暴力をなくす運動期間にはJR静岡駅コンコースにおいて、DV防止街頭キャンペーンを実施。「しずおか女性の会」をはじめとした諸団体、静岡県と協働し、DV相談窓口案内カード、啓発品等を配布しました。

また、各部局の窓口対応においてDV被害者に二次被害を与えないために職員研修を毎年行っています。今年度市民向け講演会として12月9日に女性と仕事の未来館館長の渥美雅子氏による「DV被害者とその子どもへの支援」を開催しました。

Pas pas(パザパ)

これは年2回発行する情報誌の名称です。フランス語で一歩一歩という意味で、男女共同参画社会に向けて一歩ずつ歩みをすすめていくという気持ちを込めています。市民編集委員により編集しており、11月発行の最新号では、特集「ここにわたしの生きる道」と題して、消防士・運転士(女性)、保育士・介護福祉士(男性)にインタビューし、夢をどのようにカタチにしたのか、聖心女子大学 大槻奈巳准教授による「思いをカタチにするためのステップ」等を掲載しています。

HPでご覧ください。

http://www.city.shizuoka.jp/deps/danjo/index.html

(静岡市生活文化局市民生活部男女共同参画課)

  • 男女共同参画情報誌『Pas a pas』13号表紙
    男女共同参画情報誌『Pas ? pas』13号表紙
  • 川内ゆうじ氏(静岡市在住)による第1回シンポジウムポスター
    川内ゆうじ氏(静岡市在住)による第1回シンポジウムポスター
  • DV防止街頭キャンペーンの様子
    DV防止街頭キャンペーンの様子

平成15年4月、旧静岡市と旧清水市が合併し、新「静岡市」が誕生。平成17年4月には政令指定都市に移行しました。今年10月31日から4日間行われた大道芸ワールドカップイン静岡2009は県内外から157万人ものお客様をお迎えし盛況のうちに閉幕いたしました。また、静岡市にはお茶、みかん、桜エビ、しらす、わさび、いちご、おでんなどおいしいものがいっぱいです。静岡市にぜひお越しください。