「共同参画」2009年 4月号

「共同参画」2009年 4月号

リレートーク

Relay Talk 1 経営コンサルタント 松沢 孝枝

  • 松沢 孝枝
  • 私は、長野県安曇野市を拠点に様々な地域活動に従事しており、在日外国人支援の取組や、教育問題全般についてディベートする会「文化と教育をざっくばらんに語る会」の事務局などを担当しているほか、一人暮らし世帯への安否確認やごみ拾い活動を行っています。これらの活動を通じて、現在の地方・地域が抱える課題を身近なところから解決することを目指しています。同時に地域の女性達の力を活用することで、地域の活性化だけでなく、草の根のレベルでの男女共同参画の推進にも貢献できるのではないかと考えています。そのほか、長野県の豊かな自然を保護、維持管理する活動も行っているのですが、自然の中に身を置き、観察することは、森林セラピーのような効果がありますので、私にとって大きな「癒し」になっています。

Relay Talk 2 長野県男女共同参画センター“あいとぴあ” 中村 沙絵美

  • 中村 沙絵美
  • 会社人間で通していた父も定年を過ぎ、地域デビューをはたしています。現在65歳とはいえ、地区の会合に出ればまだまだ若輩者。家では沸いたやかんの火すら止めたことのない父が、会議の後には出席者のためにおつまみを用意しているとのこと。不慣れなのは当然で、失敗談には事欠きません。

    先日はお餅のこびりついた鍋と器を持ち帰ってきました。どうやら揚げ餅づくりに失敗したよう。次の日から母に揚げ餅を習っています(と言っても、父は横から見ているだけですが…)。早く夕飯の用意を済ませたい母はちょっと迷惑顔。それでも「お母さん(妻)が倒れたら、ちゃんと看るから」と言われ、母も初めて料理に興味を持った父に付きあっています。

    六十五の手習いで、我が家に男女共同参画という新しい風が吹くのでしょうか。そっと見守る今日この頃です。