「共同参画」2008年 10月号
リレートーク
Relay Talk 1 ウィ・ネットとちぎ 事務局 藤村由美子
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「一人の女性として如何に生きるべきか」この命題を問い続けて早30年。その間、大阪から栃木へ嫁ぎ、仕事も家庭も波瀾万丈!見えない壁、開かないドア、選べない道、そして抱えきれない雑務…突き当たるたびに『世の中、どこかおかしくない?』という思いを胸に、ひたすら「男女平等」「男女共同参画」の理念を追い求め、細々と啓発活動を続けて来ました。それが昨年、ヤングリーダー会議に参加した時に、ズルッと肩の力が抜けたのです。
今年からは、興味のない人々にむつかしいことをあえて「説明」するよりも、とにかく楽しく「体感」してもらう活動に大きく軌道修正。ウィ・ネットとちぎでは父親の育児参加促進イベントを実施し、たしかな手応えを感じました。また、地元の地域推進員グループでは劇団による啓発活動を開始し、正に男女共同参画活動の第2ステージ突入です。
Relay Talk 2 佐賀県立女性センター(アバンセ) 野中まりこ
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佐賀県の意識調査では、全体の6割の人が夫は仕事、妻は家庭という伝統的な性別役割分担に反対しています。しかし、8割の女性が家事の大半を担い続けている残念な結果から、“男性の家事参画推進”の取り組みを進める必要がありますが…なかなか進まないのも現実です。
そこで、佐賀県とアバンセでは、男性の家事時間を増やそうと「男性の家事参画キャンペーン ~家事するあなたはカッコイイ!~」を展開中です。キャンペーン期間中は、“男の家事 フォト&川柳コンテスト”や“父親の育児参画セミナー”などの企画が盛りだくさん。猛暑のなか、日々の業務に追われつつ、事業の宣伝にと、大量のチラシを抱え、無我夢中に走り続けている今日この頃です。