「共同参画」2008年 9月号

「共同参画」2008年 9月号

共同参画情報部 News

NEWS 1 <内閣府> 中山恭子男女共同参画担当大臣が就任

中山恭子男女共同参画担当大臣

8月2日に福田改造内閣が発足し、2名の女性閣僚が誕生しました。

男女共同参画のほか、少子化対策、青少年健全育成、食育、拉致問題、公文書管理を担当する中山恭子大臣と科学技術政策、食品安全、消費者行政推進、宇宙開発を担当する野田聖子大臣です。

男女共同参画を担当することになった中山大臣は、大臣就任の記者会見で、「男女共同参画社会の実現は、豊かで活力のある社会を築く上で不可欠と考えている。女性の活躍や男女の仕事と生活の調和の推進のために、施策を積極的に推進してまいりたい。」また、「施策の取組を通じて国民一人ひとりが夢と希望を持ち、生き生きと暮らせる社会を実現できるよう、全力を挙げて取り組んでまいります。」と抱負を述べました。

そして、少子化対策については、「働き方の見直しによる仕事と生活の調和の実現、さらに保育サービス等の子育てを支える社会的基盤の整備を車の両輪として推進する必要があると考えている。」と述べています。

NEWS 2 <防衛省> 防衛省に男女共同参画推進企画室が誕生

7月1日、防衛省は、特に女性自衛官に関する各種施策の円滑な検討・推進を図るため、人事教育局内に男女共同参画推進企画室を新設しました。

現在、全自衛官に対する女性自衛官の比率は約5%であり、今後の少子化社会を踏まえた場合、自衛隊においても女性自衛官の更なる採用・登用の拡大に努めることが重要です。

このような中、男女共同参画推進企画室においては、託児施設の整備や女性専用施設(更衣室、仮眠室等)の整備といった各種施策に関する調整を行うとともに、

  • 女性自衛官の活躍の場を広げるための職種・職域拡大の検討
  • 育児休業制度その他の子育て支援施策の検討・推進やメンター導入の検討

などの業務を所掌します。

防衛省では、今後、省内における男女共同参画の推進に、全省的に取り組んでまいります。

NEWS 3 <内閣府> 男女共同参画宣言都 市奨励事業 (静岡県島田市)を開催

男女共同参画宣言都 市奨励事業 (静岡県島田市)を開催

8月2日、静岡県島田市において、本年度最初の男女共同参画宣言都市奨励事業として、「島田市男女共同参画宣言都市つどい」が開催され、島田市は静岡県初の男女共同参画宣言都市となりました。

「つどい」では、約700名の出席者全員が、桜井勝郎島田市長とともに島田市男女共同参画都市宣言文を読み上げ、市民一人ひとりが男女共同参画社会づくりに向けて取り組むことを宣言しました。また、静岡県立大学の学生から、都市宣言に寄せての力強いメッセージが読み上げられました。

さらに、「女性の活躍とワーク・ライフ・バランス」と題し、上川陽子前男女共同参画担当大臣による記念講演が行われ、最近の政府の動き等が語られました。また、島田市男女共同参画都市宣言実行委員会により、「パパになったら2週間?!」と題し、男性の育児休暇取得をテーマとした寸劇や意見交換等が行われるなど、大変盛況な「つどい」となりました。

(写真:島田市長と出席者による宣言文の読み上げ)

NEWS 4 <内閣府> お茶の水女子大学において「ワークライフバランスの実現と コミュニケーション」を開催

平成20年度のお茶の水女子大学ライフワールド・ウォッチセンターの公開講座の一つとして4月から開催された「ワークライフバランスの実現とコミュニケーション(ダイバーシティ等を基礎とした柔軟な社会をめざして)」の講座(全15回)が7月31日で終了しました。

本講座は、内閣府男女共同参画局の協力による企画の下、男女共同参画局および外部の講師により、ワーク・ライフ・バランスの概論から始まり、欧米諸国の取組、企業における事例紹介、企業コンサルティングや評価、NPOの支援また父親参加や働く男女の健康、ボランティア活動等今注目の話題を中心に、実際の現場からの視点から事例紹介を行うとともに、講師・受講者間のディスカッションを取り入れるユニークな講座となりました。

毎回、企業や団体等の職場帰りの方々を含む受講により熱心な質問や討議が行われ、受講者からは「ワークライフバランスを広範囲にとらえた非常に充実した講座であった」、「この講座をきっかけに、仕事と介護の両立支援のための地域でのボランティア活動やNPO活動を立ち上げたい」等のコメントが寄せられました。